貿易収支の赤字に思う
今日は晴天でしたが、結構気温は低かったようです。お昼頃から義弟(ツマクマの弟さん)一家が来ました。義弟夫婦と娘さんとその子供(2ケ月)です。久しぶりに赤ちゃんが家に来たのでにぎやかでした。
株価は9000円台を何とか確保しています。今日タイトルに使った貿易収支の赤字はほとんど影響なしです。そうは言っても主力の大型輸出関連株は下げ気味でした。内需の本命である建設株も同様です。
注目のアメリカ大統領選挙の候補者討論会は引き分けだったようです。オバマ大統領とロムニ候補との差はほとんどないようです。ただ選挙人の数でいくとオバマ大統領の方が有利なようです。確かブッシュ大統領の時も民主党の方が総得票数が上回ったのに、選挙人数で負けたことがありました。
おじさんとしては、民主党のオバマ大統領に当選してほしいのですがどうでしょうか。この数カ月はアメリカ大統領選挙・中国の指導者交代・韓国の大統領選挙・日本の総選挙(多分)が予定されているので、政治に目が離せません。冷却している日中関係も政治体制が安定するまで回復は無理なようです。
中国・韓国と手を切れと言う意見もありますが、経済的・政治的にはちょっと無理な相談です。さらに言えば国ごと引越しはできないのですから、それなりに難しい相手と付き合っていくしかありません。大和朝廷あるいはそれ以前の卑弥呼の時代から中国・韓国と付き合ってきたのですから。
どの時代でも、付き合い方には苦労したようです。白村江の敗戦の後には中国・韓国両国が攻めてくるのを本気で心配したようです。九州に防人を配置したり、大宰府近辺に防衛拠点を築いたりしています。元寇の時は本当に中国+韓国軍が攻めて来て大変でした。その後は秀吉の朝鮮出兵(朝鮮側には何の責任もないので、侵略と言うことになるのでしょうか。)、日清戦争、韓国併合、日中戦争と大変な歴史でした。
さて、タイトルの貿易収支の赤字の問題です。新聞でもテレビでも余り問題として取り上げられないです。6月の時も大幅な赤字がでました。この時は東北大地震やタイの洪水の影響だと説明されました。当時はまだ今ほど日中関係が冷え込んでいなかったのに、膨大な赤字を出しました。
今回はヨーロッパの景気の冷え込みと対中国との関係悪化が原因とされます。問題は、この二つの赤字原因が今後早急には解決しないと言うことです。本来経常収支は貿易収支とサービス収支が中心です。もちろんそれ以外の収支もありますが、中心はこの二つでしょう。
サービス収支は黒字だと思います。ただ中国での経済活動が制限されるようになれば、サービス収支の黒字幅も減るのではないでしょうか。また中国からの観光客が減少していることも気になります。
日本が強硬な姿勢を見せることは、国民には痛快に思えるでしょうが、グローバル化した世界状況ではそんなに簡単なものではないでしょう。以前は各国が皆ばらばらに経済活動をしていました。しかし、今は一方向へ進む傾向があるような気がします。
中国がだめなら東南アジアというのは、日本だけでなくヨーロッパ諸国も同様のようです。今ミャンマーがその典型的な例です。一方向に動けば労賃もあっという間に上がるでしょう。進出も難しくなります。簡単に言えば相手に足元を見られるということになります。今情報が世界中を一瞬のうちに駈け廻ります。
各国の労賃などすぐに分かります。自国が有利だと思えば、先進国にどんどん要求してくるでしょう。貿易赤字で円安になればもっけの幸いなどと思っていたら、限度を超えた円安になり、輸入品特に天然ガスや石油などの製品価格が上昇して生活が厳しくなるのではないでしょうか。
バブルの時もそうでしたが、過度の楽観視はとても危険です。治に居て乱を忘れず、又は災害(災難)は忘れた頃にやってくると言います。1ドル150円の時代が来ないことを願っています。個人的にはドル建て資産がかなりあるので、そうなった方が有難いのですが。
1ドル160円になれば、単純計算で1リットルのガソリンが300円近くになります。(現在145円・・1ドル79円)まあ輸出産業は助かるでしょう。電機・鉄鋼株も持っているので、これも株価が上昇して助かります。
でも生活は大変になるでしょうね。又また素人経済評論家のたわごとでした。明日は授業があります。