新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

投資から預貯金へ

今日は朝の間は小雨でしたが、午後からは天気になりました。今日は1日中家の仕事です。まず寒くなったので、灯油を買いに行きました。北京では大雪ですが、おじさんの地方でもすっかり寒くなりました。朝晩はまもなくストーブが必要になるようです。

 その他ギンナンの皮むきです。結構な量あって、2時間くらいかかって皮をむきました。その他授業の準備などです。今週末には試験の準備もしなければなりません。

 アメリカ大統領選挙はいよいよ今日です。明日の昼頃には結果が明らかになるでしょう。現在の世論調査等の報道ではぎりぎりのところでオバマ候補が当選するようです。そうなってほしいものです。

 今日は株価も値下がりです。どちらの候補が当選しても、アメリカ経済に悪い影響がでることは間違いありません。この前の財政担当者の会議でも日本の赤字国債発行問題とアメリカの財政の崖が取り上げられていました。

 ところで、すっかり投資熱が冷めてしまいました。以前株価が上昇していた頃は四季報がでるとあっと言う間に売り切れたものです。経済週刊誌だけでなく、普通の週刊誌でも、スポーツ新聞などでも株式が取り上げられたものです。

 おじさんも、投資ですっかり含み損を抱えているので、新規投資はできません。ところで、今日の出来高トップはパナソニックです。朝方下げていたのですが、後場になって買いが入ったようです。今日の値下がり率1位(東証1部)は「大日本スクリーン製造」という会社です。16,4%の値下がり率です。100万円で投資した株が1日で16万円以上下落するのですから大変です。

 ところで、この会社は何を作っていると思われますか。社名と全く別のものを作っているのです。以前は文字通り、映画のスクリーンなどを作っていました。おじさんがこの会社の名前を知った頃から、半導体関連の品物を作りだしたのです。今年の前半などは今の株価の倍近くしていました。

 景気のよかった頃は確か1000円を超えていたような気がします。パナソニック同様時代の波に乗れなかったのです。そう言えば、日本コロンビアという懐かしい名前の会社も値下がりしていました。ただなんと株価は24円です。1万株買っても24万円です。バブルの頃を思うとどの株も今は悪夢の状態です。

 これから投資は復活するのでしょうか。デフレが続く間は投資は難しいでしょう。以前書いたように、やはり国内では需要に対して供給過剰です。それに最大の貿易相手国であるアメリカ経済も、最近問題となった中国も、ヨーロッパも問題を抱えています。

 輸出の伸びも期待できません。震災復興銘柄とされる建設株もさっぱりです。今年こそはと期待したのですが、全く鳴かず飛ばずです。こんな調子では、国内でそ設備投資など全く考えられません。

 工場を国内にも海外にも作らないのなら、資金需要も不要です。増資をして株式は発行したりもしません。以前は無償増資と言って、株主に無償で株式をくれたものです。それに無配の会社も増えてきました。預貯金の場合、預けている銀行が倒産しても1000万円までなら戻ってきます。

 株式の場合、倒産すると0円になります。また、値下がりリスクが値上がりリスクよりはるかに高いです。それに初心者の知っている有名企業は軒並み青息吐息です。以前優良銘柄の代表選手だった、パナソニック野村証券が今ではさっぱりです。

 これほどひどい株式投資の状況はおじさんの40年の投資家生活でも初めてです。全く先行きが見えません。ジャパンイズナンバーワンを言われた時代が懐かしいです。今はバッシングはもちろんパッシングでもなくナッシングになっています。

 戦後70年がまもなくやって来ます。高齢社会、デフレ社会を考えると、このまま日本は以前繁栄した国としてギリシャやエジプトのように記憶されるだけなのかもしれません。

 明日は授業なので、ブログはお休みです。