アベノミックスについて
今日は全国的に雨の様子で、おじさんの街も前日の夜から結構激しい雨になりました。昨日はヤマダ電機に冷蔵庫を見に行きました。別荘の冷蔵庫がとうとう壊れてしまったのです。現代生活では冷蔵庫と洗濯機は必需品です。ちなみに、別荘にはテレビもパソコンもありません。もちろんクーラもなしです。
月に2回程度しか行かないので、余り大型でないものを考えています。3万円台のものがいいと思っています。ところで今日は安倍さんの経済政策についてです。レーガン大統領の経済政策をレーガノミックスと呼んだので、それにちなんで安倍さんの経済政策なので、アベノミックスと呼ぶことにしました。
安倍さんが今回の選挙後総理大臣になることはほぼ間違いないと思います。株式相場もそれを見こして買いが入っています。また、円相場も円安に振れています。もちろんそれは理由があってのことです。
アベノミックスの特徴について考えてみることにしました。まず一番大きな点は財政赤字の改善より、景気回復を考えていることです。具体的には二つあって、一つは徹底した金融緩和政策です。このところの円安の原因はここにあります。
それまでの民主党政権は日銀の政策を尊重してきました。それに対してアベノミックスでは、インフレになるまで通貨供給を増やし続けるというものです。この場合のインフレ率は3%くらいを考えているようです。それに金利を-金利まで下げるというのです。
今一つは公共事業による政府の景気対策です。これは自民党の伝統的な政策です。公共事業は当然地方の建設業者を潤すので選挙対策にもなります。100兆円規模を考えているようです。確かに高度成長期に作ったインフラが相当傷んできていると思います。
それらのアベノミックスが実施された時の影響です。特に金融政策はちょっと乱暴な気がします。インフレがそう都合よく起きるかです。3%という率は年金生活者にとって極めて深刻です。今の預貯金の金利から考えたら、大変な目減りになります。
インフレになってそれに伴って年金が上がったり、金利が上がってくれればありがたいのですが、そんなことはないでしょう。そうなれば、年金生活者3000万人くらいいると思いますが、その人たちは大変です。預貯金が目減りし、年金の価値が下がります。
まあ、安い物価になれている国民が値上げに猛烈に抵抗するのは明らかです。電気料金の値上げでもそうです。海外からの輸入も増えるでしょう。そううまくインフレを起こせるか見ものです。
円安も継続するのは難しいでしょう。どこの国も自国通貨の価値を下げて輸出を増やしたいと考えているからです。対ドルでも82円を超えるようだとアメリカも対抗策をとると思います。1ドル90円までの円安はちょっと考え難いところです。
ただ90円まで円安が進むと輸出産業は息を吹き返すでしょう。全てアメリカ次第です。アベノミックスが成功すれば、安倍政権は長期政権になります。ただ来年の8月の参議院選挙までに結果を出すのは難しいと思います。取りあえず、年末から年始までの円相場が見ものです。ここで円安が進むようだとおもしろくなります。
明日は日曜日なので教会です。