新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

総選挙の見どころー現在予想もかねて

今日は午後まで晴れていたのですが、これを書いている現在は曇ってきています。今日は午前中は家の片づけ午後は庭の整備です。夏に植えたなすびが今日まで実をつけていたので、その整備です。その他本格的な冬に向けての庭の手入れでした。

 いつものことですが、おじさんはツマクマの補助です。何回やっても園芸は好きになりそうもありません。学校の方は来年も雇ってもらえそうです。来年は週3回になりそうです。1・2年の3クラスという話です。教科書も決まりました。シラバスも提出しなければなりません。

 取りあえず水木金の3日の午前中にしてもらう予定です。株価の方は少し下がったようです。今の話題はトンネル事故と自民党復権を受けて建設株がいいようです。それに一層の金融緩和があるようなので、金融関連株もよさそうです。

 円安は一服といったとことでしょうか。円安も相手のあることですから、こちらの都合ばかり言ってはいられないでしょう。アメリカが円安を許容しないと思ったらどんな手段でもとるでしょう。今のところ黙ってみている状態です。

 本題の総選挙の見どころですが、一言で今回の総選挙を言えば混沌と言う言葉がぴったりでしょう。堅い支持基盤は変更がないと思います。自民党の農協さんや民主党の連合、公明党創価学会などです。

 問題は無党派層です。この層の動向が決定打になるでしょう。どの党も強み弱みがあるところが今回の選挙です。まず比例第一党になることが確定の自民党から見て行きます。敵失によって政権を取り戻しそうです。民主党がほとんど何の準備もなく政権を担当したので、何かあると右往左往しました。

 敵のオウンゴールで手に入れた政権は民主党も同じです。問題は二つあります。一つは野党時代以前の失敗の反省を何もしていないことです。政権を失ったのは、たまたま失敗したからだと考えるなら次回はひどいことになります。

 それにあまりにもハイリスクな政策を打ち出しています。金融政策しかり安全保障しかりです。同窓会でも教会での雑談でも国防軍は余りにも危険だという意見です。朝日の世論調査でも51%が反対だったのも妥当なところです。中高年に限れば戦争の思い出があるので、これ以上の反対があるでしょう。
 
 ということで見どころは単独で過半数まで取れるかです。おじさんは200議席ちょっとと予想します。次に民主党です。こちらは前回のほとんどを失うでしょう。あの政権運営なら仕方ありません。ただ明りも見えます。野田さんの潔さは教会でも話題になりました。

 それに世論調査でも支持率が下げ止まっています。また候補者も必死です。自民党の油断とは大違いです。それに純化路線もよいと思います。予想では100は行くと思います。120まで行けば次回の捲土重来も芽があります。自民党は今の調子なら次回までに相当な混乱をすると思うからです。

 先に第三極以外について書きます。こちらは今迄通りということでしょう。公明党社民党共産党その他の諸派も入れてよくて50というところでしょうか。

 今回の特徴は第三極がどの程度とれるかです。まず一番注目される維新の会ですが、爆発的な人気はすでにありません。戦術的には成功だった石原さんとの合同が戦略的的には失敗だったからです。今も続く石原さんと橋下さんのドタバタ劇は有権者をがっかりさせたでしょう。

 今の予想では60くらいはいくかもしれません。ただドタバタがまだ続くようなら50まで下がるでしょう。それだけ議席をとっても選挙後この党が大混乱することは目にみえています。何の準備もなくただ人気だけで合体しているからです。

 代表は東京の国会に代議士であり、実質的なオーナーは大阪の市長では、何か重要な問題があった時議員はどうしていいか分からないでしょう。今回のドタバタ劇のようなことがあったら、議員はどちらの言うことを信じていいか分からなくなります。

 意見の相違をめぐって分裂する可能性は大きいです。その場合の受け皿は自民党です。案外部下を引き連れて石原さんが自民党と合流する可能性もあります。そうなれば次回の総選挙で維新の会はなくなっているでしょう。

 未来は思ったほど人気がでませんでした。まあ全て反対(原発・消費税・TPP)なのですから、いくらなんでもこれでは政治は動かないでしょう。ただ選挙上手な小沢さんがいるので結構30くらいは行くかもしれません。それに代表を全く別の新人にすることで小沢色を取りあえず隠しているのはさすがです。

 みんなの党はすっかりその勢いをそがれてしまいました。維新と未来の間に埋没したようです。維新や未来と同じ選挙区で戦うことになれば、無党派層を奪い合って結局自民党の有利に働くでしょう。

 予想として20と言ったところです。総選挙後も混迷は続くと思います。憲法改正国防軍という話になれば公明党はついていけません。公明党民主党や未来と繋がり、自民維新の連合と対立したら、今度は参議院が動かなくなります。

 来年の参議院選挙を考えたら公明党を手放すわけにはいきません。選挙後の予想についてはまた書きますが、間違いなく言えるのは決まらない政治が今後も続くことです。

 明日は授業です。