新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

教え子さんたちのその後ー中国大学編

今日は一日温かい日でした。午前中は薬(前立腺肥大症)を貰いに行きました。来週まであるのですが、来週は働いている娘の家へ手伝いに行く予定なので行ってきました。

 半年に1回検査するくらいで治療はありません。ホルモン剤で、確か男性ホルモンを抑える働きがあるのだそうです。もともと自覚症状がなかったので、薬を飲んで調子は良くなりましたかと先生に聞かれますが、答えようがありません。

 ところで株価の方はさすがに一服と言ったところです。個別銘柄を見ても1日の動きが激しいです。経済状態全体が上昇して株価が上がったのではなく、短期利益を求めての売買なのでこのように激しい動きになるのです。

 株価上昇を見てやはり安倍さんの経済政策が正しかったという書き込みがありますが、株式投資を長くやっていると相場がどのような原因で動いているか良く分かります。安倍さんの政策は分かりやすいので、それにつられて買いが入ると見込んでの売買というところです。

 昨日も書いたように、初心者が参入するころにはベテランは売り逃げていると思います。そうなると今買っている初心者は高値つかみの可能性もあります。大納会までの動きが注目されますが、普通は利益が出たので取りあえず売って正月をゆっくり過ごそうというところでしょう。

 さてこのところ以前勤務していた中国の大学の学生さんからメールが届いています。今日はそのことについて書きます。日中関係がいくら悪化しても学生さんにとっておじさんは恩師ですから、関係ありません。日本の学生さんより一度教えてもらった先生への思いは強いようです。

 今日メールが来た学生さんは4年前始めて卒業論文指導をした人です。大学卒業後自校の大学院に進学し、今年の6月に修了しました。春に修士論文の添削を頼まれたので、指導したことがあります。メールでは今日本語学習者が関係悪化で減少し大学教師にはなれなかったそうです。

 それで日本の自動車メーカーの上海支店で働いているということでした。日本でも就職難なのによくそんな一流メーカーで働けるようになったのだと感心しました。おじさんのいた大学の学生さんは優秀で、就職難と言われる中国にあっても良い会社に就職しています。

 数日前来ていたのは2年前に指導した学生さんです。こちらは中国でも権威ある北京の大学院に行きました。日本語研究としては中国有数です。そこでは日本の古典文学を研究しているようです。数日前メールが来ていたのは、4月から関東の国立大学の大学院に半年間留学することができたので、是非先生に会いたいということでした。

 中国の官舎にも来たことがあるし、帰国の際にはいろいろお世話になったのでツマクマも良く知っています。3年前に指導した学生さんは日本の国立大学の大学院で今年修士を修了します。今修士論文が大変なようです。この学生さんも優秀で、中国にいた時アメリカの海運会社にも採用され財務担当者になる予定だったのですが、日本留学を選びました。

 この学生さんは修士が修了したら博士課程への進学を希望しています。専攻は日本思想で、武士道を研究しています。その他法律学や経済学でやはり国立の大学院の修士課程にいる学生さんもいます。今年卒業した学生さんも日本語教育学特に中国人の日本語発音矯正の方法の研究で国立の大学院の修士課程に来ます。

 中には優秀な学生さん(こちらはツマクマの教えた学生さん)でも親が日本への留学を許してくれないというメールもありました。父親が日本は危ないからと言うのだそうです。中国の騒ぎとおなじ騒ぎが日本でもあっていると考えてのことだと思います。

 3年間しかいなかったのに、今でも多くの学生さんからメールが来ます。教師と学生さんとの関係は国が違っても時代が違っても同じなのだと思いました。中国の学生さんが「先生、一度でも指導を受けた先生は一生の恩師です。」と言った言葉が今でも思い出されます。さすがに孔子の国だと思いました。

 明日は授業でブログはお休みです。