新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

教会のクリスマス

今日はとても寒い1日でした。クリスマスに一番近い日曜日が今日なので教会ではクリスマス礼拝がありました。クリスマス礼拝が今日で明日はクリスマスイブ礼拝です。なんだか奇妙な気もします。

 世の中ではクリスマスはクリスマスツリーを飾ってクリスマスケーキを食べて、クリスマスプレゼントを貰うあるいは交換すると言うところでしょう。聖書を読んだり讃美歌を歌ったりということもなさそうです。

 もちろんヨーロッパやアメリカのようなキリスト教国ではクリスマスに礼拝に行くという習慣もありますが、日本ではクリスマスに教会へ行くという習慣もありません。お盆にお墓参りに行くようにクリスマスに大勢の人がクリスマス礼拝に連なってほしいのですが、それは無理でしょう。

 日本ではキリスト教と関わる行事は結婚式くらいでしょう。以前は神前結婚が普通だったので、それだけでも大きな変化と言ってよいと思います。次に盛んになるのは教会でお葬式をすることだと思います。一度でも教会のお葬式に参列したら、とてもきれいで荘厳な雰囲気に好感を持ってもらえると思います。

 事実教会のお葬式に花を納入していた花屋さんが、お葬式を教会でしてほしいと遺言して実際にお葬式をしたこともありました。結婚式は事前に研修などをするのですが、お葬式は本人が死んでいるので、遺族の申し出があればやっています。(亡くなった方がクリスチャンでなくてもお葬式をします。)

 さて教会のクリスマスですが、礼拝順序は普通の日曜日の礼拝と同じです。違う点は受洗希望者がある場合は、洗礼式を行うことです。洗礼式は普通クリスマスに行います。クリスマスでない時はイースターに行うこともあります。

 讃美歌はもちろんクリスマスの讃美歌です。降臨という分類になります。クリスマスの前の讃美歌は待降という分類です。クリスマスまでの期間を待降節と言います。その時にはクランツという飾りをします。おじさんの家の玄関にもクランツを飾っています。

 もうひとつは聖餐式をすることです。聖餐式は基本的には第一聖日(第一日曜日)です。それ以外ではイースターなどで行います。それ以外は説教がクリスマス向けの内容になります。クリスマスについては、福音書ではマタイ福音書とルカ福音書に書かれています。

 この二つはクリスマスの出来事について書かれています。クリスマス説教で使われる聖書箇所はこの二つの福音書からの引用が多いです。それ以外にヨハネ福音書の第1章も引用されることがあります。今日はこちらでした。「初めに言葉があった。」で始まる有名な個所です。

 午後からはクリスマス祝会がありました。こちらは祝会ですから食事をしたりゲームをしたり、歌を歌ったりします。食事は婦人の方が各自作ってもってきます。婦人の方は40人近くおられるので、料理の量も半端ではありません。残ったら皆さんで持ち帰ります。

 婦人会の方はハンドベルをしました。おじさんは壮年会です。こちらは皆で讃美歌を歌いました。青年会は司会とクイズをしました。教会なので聖書に関するクイズです。結構盛り上がりました。

 明日はクリスマスイブ礼拝です。キャンドルサービスをします。電気を消してロウソクだけの明かりで礼拝をおこなうのです。教会の近くでクリスマスキャロリングをするそうです。キャロリングとは教会員の皆さんが街角で讃美歌を歌うのです。

 ヨーロッパやアメリカではしばしば行われるのですが、日本では余り見かけません。以前はよくやっていたのですがメンバーが減ってやめていました。それが今回長老会(役員会)で復活しようという意見があって始めるのです。クリスマス礼拝と違ってイブ礼拝は一般の方も結構来ます。こちらは礼拝後食事会はなくお茶と簡単なお菓子だけです。

 教会ではクリスマスから新しい1年が始まります。というわけで明日はクリスマスイブ礼拝に行きます。