新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

安倍政権に対する世論調査について

今日は一日雨でした。さすがに大掃除は終わりです。もちつきをしたり、娘と孫が来たりしました。大納会も値上がりで終わりました。しかし、全体としては値上がりのエネルギーが少し弱まった気がします。

 年明けの大発会はどうでしょうか。2月まではアベノミックスの結果を見届けようと言うことで値上がりが続くかもしれません。円安も勢いで90円くらいまで行く可能性もあります。その先はちょっと不明です。90円を超える円安をアメリカが許容するかは疑問です。

 財政の崖の問題が解決しないと再び円高になる可能性もあります。さて今日は安倍政権に対する世論調査が各新聞社から発表がありました。最近の世論調査はどこの新聞社でもほぼ同じような結果を出しています。今日はそれについて書きます。

 内閣支持率を見る限り熱い期待はなさそうです。50%は越えていますが、70%を超える圧倒的な期待はなさそうです。総選挙の投票率の低さとも関係していると思います。政治に対する不信感がかなり強いようです。もちろん自民党支持者の安倍政権への支持は高いのですが、小泉さんや鳩山さんの時のような国民全体が何か変わるという予感はなさそうです。

 やはりこれまでのタブーを破って禁じ手の経済政策を打ち出したからでしょう。今回はもしかしたら何か変わるかもしれないという期待があるのでしょう。安倍政権に期待する一番は景気対策です。外交や憲法改正については余り期待していないようです。

 これはおじさんが朝日新聞だからかもしれませんが、熱烈な支持の産経新聞でも日中関係の改善は望めないとしています。閣僚については概ね(おおむね)支持していますが、第二次安倍内閣の目玉の一つの麻生副総理については朝日新聞はもちろんですがその他の新聞でも余り期待していないようです。

 安倍政権は実力者とお友達の混合内閣です。実力者を並べているので、船頭多くして船山に登る状態になる可能性があります。特に総理経験者ながら不満足のうちに退陣した麻生さんが気になります。安倍さんの言いなりにはなりにくと思います。

 また野党時代苦労したのに総理になれなかった谷垣さんも気になります。ただ人柄が良いので表だって反対はしないかもしれません。石原さんは苦労すると思います。原発再稼働も問題があるからです。TPP問題が燃え上がると林農水大臣も大変です。

 一方地方議員の圧倒的支持も得ながら総理になれなかった石破さんの動きも気になります。どう見ても政高党低です。民主党が逆だったので政権運営に苦労した反省から来ているのでしょう。石破さんや谷垣さん、麻生さんもしばらくは様子見でしょう。

 しかし、アベノミックスが破綻する兆候を見せ始めたら一斉に動きだすでしょう。上げ潮派に対して財政赤字懸念派の人も多いのです。公共事業をして赤字国債を発行し、お札をどんどん刷って円安を狙ったのに、思ったほど円安にならず、デフレも続くようなら政変です。今迄よりさらに悪いのは国債残高がさらに増加している点です。

 自民党政権はしばらく続くでしょう。安倍さんの後を狙っている人は何人もいます。取りあえず7月の参議院選挙までのどれだけ成果を出せるかです。今回はスタートが急激すぎるので途中で息切れする可能性もあります。来年の3月までが取りあえず注目されるところです。

 明日は忙しいのでブログを書けないかもしれません。