新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

新約聖書に出てくるユダヤ教の祭りー神殿奉献記念祭って何

 今日は一日曇り空でした。昨日は友人のミヤジイと昼食をともにしました。それでブログをお休みしてしまいました。ミヤジイは以前勤務していた高校で知り合った友人です。20年近く付き合っています。5年前一緒に勤務していた高校を定年しました。おじさんは、中国の大学へミヤジイは別の学校で教授になりました。
 
 今おじさんが勤務している特殊法人の学校です。学校は別ですが、同じ特殊法人が運営するところに勤務するようになりました。ミヤジイは2年前定年退職をし、今年再任用も終わるようです。ミヤジイの学校では65歳までしか勤務できないようです。
 
 さて今日は日曜日なので恒例通り教会ネタです。今日の聖書箇所で聞き慣れないユダヤのお祭りがでてきました。今日はそのことについて書きます。おじさんは長年教会に行っていますが、聖書を隅から隅まで読んでいるわけではありません。
 
 ところが、数年前から牧師さんが講解説教(聖書のある箇所を初めから終わりまで説教するやり方)をしているので、今まで読まなかったところまで読むようになりました。今日の箇所も余り説教では取り上げられない箇所なのです。
 
 そこで出てくるお祭りは神殿奉献記念祭です。(ヨハネ福音書10章27節)このお祭りは聖書のヨハネ福音書にでてくる他のお祭りと異なっています。おじさんが見た限りでは、ヨハネ福音書7章10節では仮庵祭というのが、ヨハネ福音署12章12節では過ぎ越しの祭りが出ています。
 
 この二つは出エジプトモーセイスラエル民族をエジプトから脱出させた出来事)に基づいています。仮庵祭は文字通りエジプトから約束の地までの旅の途中のテント生活(仮の庵・・仮住まい)を記念するものです。また過ぎ越しの祭りはエジプトから脱出する時、イスラエル民族が脱出するのを許さなかったエジプト王にイスラエルの神がその力を見せるために行った奇跡を記念しています。
 
 旧約聖書では、エジプト人の子供たちが皆死んだのに、イスラエルの子供たちはその災いを逃れることができた(災いが通り過ぎた)と書かれています。そのことを記念するお祭りです。ユダヤ教では大きなお祭りのようです。
 
 今日のタイトルの神殿奉献記念祭は前の二つのお祭りと全く違ったものです。紀元前2世紀頃の出来事を記念したものです。イエス様の時代の200年くらい前の出来事です。当時セレウコス朝ユダヤを支配していました。セレウコス朝は宗教に不寛容でユダヤ教を弾圧しました。
 
 そのため反乱が起こり(マカベア戦争)それに勝利したイスラエルはその後ユダヤ教の信仰を継続できたのです。そのことを記念するお祭りなのだそうです。マカベア戦争については聞いたことがありましたが、こんなお祭りがあったとは知りませんでした。
 
 以前から書いているように、信仰を持って45年にもなりますが、今でも聖書について新しい知識を持ったり、新しい見方ができるようになりました。本当に聖書の世界は奥が深いです。
 
 明日は学生さんに出した課題のチェックをやります。