新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

投資の本質に対するいささかの意見

 今日は雪との予想は、はずれて晴れでした。明日授業があるので、課題作文の添削をしました。全部で80人くらいあるので大変でした。とにかく全員の分を読んでコメントを書きました。
 
 さて今日は投資とは何かについて書きます。最近円安株高になったので新規に始めようという方も多いと思います。ところで投資で一番大切なのは何でしょう。
 
 投資というのはある意味極めて簡単なのです。原則は安く買って高く売ると言うだけです。問題はいつが安値なのかと言うことです。市場は土日祝日以外開いています。明日にでも買うことができます。しかし、今が高いか安いかは誰のも分からないのです。
 
 結果はいつも後から分かります。そいう点では株式でも外貨投資でも結局は不確定要素に賭けることになります。ですからギャンブルの一種と言うことになります。ただ競馬やパチンコ、宝くじなどに比べてどこが違うかと言えば、見込み違いでも基本的にゼロにならないことです。
 
 株式や外貨投資は現物に投資するので、基本的にはいつまでも持ち続けることができます。(先物信用取引などは別です。)ただお金が必要になっても元金保証ではないので、損失を抱えた段階で売る事ができません。そこで株式などの投資は余裕のあるお金だやりなさいと言うことになるのです。
 
 問題はさらに言えばいつ売るかです。買値は一度確定すると変えることはできません。しかし、売るのはいつでも時間を選べます。人によっては一日に何度も売り買いする人もいます。デイトレとも呼ばれます。このような人は損切りをします。
 
 つまり損をしていても売るのです。損をした以上に取り戻すという考え方です。おじさんは損切りはしません。だから、損をしている場合は何年でも持ち続けます。よく株をしていると知った人が儲かりますかと聞きます。これは奇妙な質問なのです。
 
 株や外貨投資は売らない限り損はしないのです。しかし、ほぼ永遠に株価が戻らないこともあります。バブルの頃にNTTや東電を買った方はほぼ元の値段になるのは無理だと思います。ところで利益が出たからと言って売るのも難しいです。
 
 今日売って明日下がればよいのですが、さらに価格が上昇したらどうでしょう。がっかりします。おじさんも何度も経験があります。売った後何倍もの値段になったこともあります。また売らないで持っていたらまた下がったこともあります。
 
 投資は極めて心理的なものだと思います。強気の人、弱きな人、所有する銘柄を見てもその人の性格が分かります。日本では江戸時代から米相場というものがあったそうです。現代は様々な経済理論は株式理論がありますが、それで相場が分かるわけでもありません。
 
 もしそうなら、ブラックマンデーリーマンショックバブル崩壊もありません。このような極端なショックが来るかどうか誰のも分からないのです。もし分かれば億万長者になれるでしょう。日本国債がどうなるかも同様です。先に書いたバブルや相場の崩壊は前日まで誰にも分からなかったのですから。
 
 国債は安全だと言う意見もありますが、今のままならおじさんは長期的には国債は下落すると思います。崩壊までの時間が長ければ長いほど崩壊の程度がひどいものになるでしょう。
 
 明日は授業なのでブログはお休みです。