新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

老いゆく日本

 今日は朝は雪がありましたが、午後から晴れてきました。昨日の夜から雪で朝は屋根に雪が積もっていました。今はすっかり融けています。
 
 今週でやっと孫の中学校入試が終わりました。納得できる学校に決まって良かったです。ただ、これからは入学金や授業料が大変です。政府は孫の授業料を祖父母が負担する分は贈与税を取らないそうです。これからその贈与の利用が増えるかもしれません。
 
 自動車の方もやっと修理が終わって帰ってきました。結構なお金を取られました。それでも修理工場さんとは20年来の付き合いなので、中古部品などを使ってもらって本来より安くしてもらいました。
 
 さて今日の相場は円安株高です。と言ってもおじさんの場合、持ち株のかなりの部分を占める鉄鋼株や電機株などは買い値に比べて余り値上がりしていません。まあ4銘柄が買い値近くまで戻ったのでよしとしています。と言っても数百万円の評価損がでています。
 
 ところで、今日もコメントがあって団塊の世代がもっと消費すべきだと書いてありました。そこでそれも含めて老いゆく日本について書きます。これから高齢社会になるのは間違いありません。今生まれているの子供たちは100万人ちょっとですが、団塊の世代も含めて50歳代後半から60歳代後半までの10歳くらいは、1歳につき平均200万人くらいいるでしょう。
 
 毎年子供より高齢者が100万人近く増加します。これは仕方のないことです。ところで65歳になって思うことは高齢者はお金を余り使わないということです。衣食住といいますが、高齢者が次々に新しい流行の服を買ったりしないでしょう。また食べる量も限られてきます。40代の働き盛りで子供が中高生だった頃は食べる量も半端ではありませんでした。
 
 またローンで家を買えばそれに付属して家具なども買います。中高生と夫婦だと小さな車では困ります。ですからワンボックスや大きな車を買います。しかし、高齢者になると夫婦二人だし、反射神経も衰えるので小さな車の方が運転しやすいです。家の周りを見ても軽自動車が圧倒的に多いです。以前ワンボックスだった方も軽自動車に代えました。
 
 60歳過ぎてから家を建て替えたり増築したりしないでしょう。せいぜい修理をするくらいです。年金生活に入っても固定資産税が安くなるわけではありません。逆に地域の開発が進んで便利になれば固定資産税は増えるでしょう。これもばかになりません。
 
 また自分たち夫婦だけなら良いのですが、周りを見ても仕事につかない子供さんを抱えている高齢者も沢山います。途中で失業したり、最初から就職がうまくいかず非正規社員になったりです。また、女性の場合家事手伝いの形で家にいて、そのまま結婚しない人もいます。
 
 驚くほど結婚していない子供さんが多いです。結婚していても30歳過ぎてからが多いです。少子化は仕方のないことです。これから先日本に活気が戻ってくることはなさそうです。国の借金が膨大な額に登ります。これはいつか返さなければなりません。
 
 アベノミックスは財政再建を無視しています。とりあえず景気回復を狙って円安・インフレを進めていますが、これだけで経済が回復するとも思えないのですが。それに老いるのは人間だけでなく、インフラ(道路・橋・トンネル)やコンビナートの設備も同様なのだそうです。
 
 クローズアップ現代でやっていました。もし、これらを修復するとなればまた膨大なお金がかかるでしょう。インフラにしても、費用対効果から考えれば無理なところもあります。これが中国のような国家なら強引に移転あるいは移住させることができますが、日本では無理です。
 
 数人あるいは数十人しか住んでいない地区のための道路やトンネルを何十億円もかけて修復できるのか難しいところです。教会でも教会員の少ない教会は合併や解散に追い込まれています。おじさんが洗礼を受けた教会も解散し、その教会は借地に立っていたので教会堂も撤去されてしまいました。
 
 少子高齢社会の日本は衰退していく社会になりそうです。短期間に人口を戻すには移民しかないのですが、それも無理でしょう。さてさてどうなることでしょう。
 
 明日から子供たち家族が来ます。火曜日まで忙しいのでブログはお休みになると思います。