新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

株価はピークか

昨日はとても忙しくて疲れてブログを書くことができませんでした。今日は一段落して少し余裕があります。天気も昨日は雨でしたが、今日は午後から晴れて温かくなりました。

 さて、昨日は株式市況が大幅安でした。このところ戻りもあるのですが、大幅安(200円程度の下落)の日も増えてきました。株式市況は経験的に言っても、一気にぐんぐん上昇する時と、上げたり下げたりする踊り場のような時と二つあります。

 もちろん、ほとんど動かない時もあります。去年の11月からアベノミックス景気であっと言う間に株価が上昇しました。アベノミックスの一つに金融緩和政策があります。その期待に答えるべく日銀総裁や副総裁が任命されました。日銀首脳が決定するとすぐ株式市況は下がりました。最近のコラムなどを見ると、今回の上げ相場はニセ薬(プラシボ効果)だと書かれています。

 プラシボ効果とは、この薬は新薬で効果抜群ですと言うと、小麦粉で作った薬でもある程度は治療効果があるということです。本人がそう信じればそれなりの効果があると言うことです。今まで暗い話ばかりだったのですが、インフレを起こすと言う極端な意見がでたので、それに反応しているのです。

 しかし、ここに来て相場が一段落しているのは、アベノミックスとはやされているが、結局実態経済としてはまだ何も結果がでていないことが明らかになってきたからです。それに、アベノミックスと言っても、海外の状況次第ではどうなるか分からないと言うことも明らかになってきました。

 つまり円安も海外の事情で(アメリカの景気回復・EUの金融問題の落ち着き)たまたまそれまで円高に振れすぎたのが元に戻っているだけだと言うことです。株式市況の大きな下げの理由を見て見るとよく分かります。イタリアの総選挙の結果で大きく下げました。

 今度はキプロス問題でまた下げました。昨日の下げもキプロス問題が何も解決していないことからでしょう。おじさんはそろそろ相場の先が見えてきたのではないかと思います。まず個人投資家それも初心者が動きだしたことです。テレビでも投資講演会に大勢参加者が出たと報じていました。

 また、一般の週刊誌なども株式について書き始めました。今までの経験から言えば個人投資家それも初心者までも参加し始めたら相場は終わりです。株の格言に「万人が万人皆買いと言ったら黙って売れ」というのがあります。その逆もあって「万人が万人皆売りと言ったら黙って買え」と言うのもあります。

 日経平均が7000円台になった時、万人が万人が皆売りだと考えたでしょう。その時黙って買った人が今利益を出しているのです。逆にアベノミックスとが現実のものとなるので、これからさらに株価が上がると考えている人が急速に増加している今が一番危ないのです。

 海外の投資家も初心者が参加するのを待っていると思います。利益が出たところで初心者に売り逃げる気ではないかと思います。きっかけは何でもよいのです。きっかけさえあればあっと言うまに10000円台まで日経平均が下がる可能性もあります。踊り場と書きましたが、下げ相場だけではありません。おじさんの予想がはずれて、アベノミックスが成功し、実体経済も好況に向かえば、日経平均が18000円台まで行く可能性もあります。

 まあおじさんの予想が外れたら、それはそれで売却益が相当出るので構わないのです。予想が当たれば、自分の市況観を自慢できるし、はずれたら利益が出るのでどちらにしてもおじさんにとって損はありません。将棋で言う王手飛車取りのようなものです。

 明日は教会です。大事な教会総会があります。