新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

潮目の変化のきざしー株価・円・不動産など

今日は晴れて温かい1日です。昨日からツマクマの妹さんが来ています。妹さんは関東に在住しています。御主人の実家の用事で来ています。明日から色々主人の御実家の方で用事があるようです。

 今日は今起こっている変化について書きます。まず株式市況についてです。現在の株式市況は円安と結びついています。円安の方も一段落で95円を挟んでの動きです。そもそも円安はアメリカの景気回復とEUの金融情勢の安定によって成り立っています。

 安倍さんが自慢するほどアベノミックスとは関係がないと思います。その証拠にEUで何かちょっとした動きがあればあっと言う間に株式市況が下落します。キプロスのような小国の経済問題があっと言う間に株式の下落を招いたことからも明らかです。

 あるサイトによれば本当にアメリカの経済は持ち直しているのか疑問だと書いてありました。EUの方も極めて不安定です。キプロスからギリシャさらにイタリアと飛び火する可能性は十分あります。まさに蟻の一穴で、ちょっとした穴がどんどん広がる危険性を投資家は皆身にしみて感じているはずです。

 キプロス問題はEUに留まらずロシアを巻き込む可能性があります。そうなればEUだけにとどまらずヨーロッパ全体に広がる可能性があるのです。今日の日本の株式市況も朝方から午後にかけて下落幅を拡大させています。

 11月に始まった株価の上昇も3月末で一段落と言った様相です。アベノミックスも最初こそ刺激的な政策でしたが、日銀の総裁副総裁も決まり材料出尽くしというところです。以前活発に取引された不動産関連株も商いが減少しました。

 海運株も下落率上位です。それに伴って証券会社の株式も下落しています。11月以来の上げ相場は期待先行だったのです。予想で買って現実で売るという現象が起こりつつあります。ヨーロッパの情勢は何とか対処療法でEU を解体させないようにしているだけです。

 抜本的な解決策はないのです。最後にはいつもドイツ頼みですが、いつまでドイツがそれに付き合うか疑問です。どこかの時点でドイツ国民もいいかげんにしろと言うことになるでしょう。そうなれば、EUの最後の頼みもなくなってしまいます。

 EUがこければ、中国は大きな打撃を受けるでしょう。それは安全通貨である円へと世界中の投資家を向かわせます。そうなれば円高です。すでにユーロではかない円高が進んでいるようです。

 安倍政権も選挙制度問題、沖縄基地問題、TPP加入問題とそろそろ正念場を迎えつつあります。安倍さんが強気なのの、円安、株高の現状があるからです。ここで円高株安に振れれば、一気に失望感が広がるでしょう。物事は好事魔多しと言います。

 また政治は一寸先は闇とも言います。おまけに北朝鮮を巡る問題も怪しくなってきました。北朝鮮がまた韓国に何か仕掛けてくる可能性も否定できません。そうなれば、ヨーロッパの経済不安に東アジアの政情不安ということで、円高の可能性はさらに高まるでしょう。

 サイトでも元気のよい意見がだんだん減ってきました。コメントも一時の行けいけどんどんの調子が落ち着いてきました。尖閣問題も含めてアメリカの日本を全面的に支援するとは限らないようです。

 これは以前書いたアメリカの海軍演習に中国を招待したことからも明らかです。4月から新しい年度が始まりますが、さてさてどうなりますやら。今日も素人経済評論家のたわごとでした。くれぐれもおじさんの珍説を信じることなく自己判断で投資をなさってください。

 明日も忙しいです。