新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

綱引き状態の市況

今日は昨日予想した通り雨が降りました。久しぶりの雨です。おかげで庭の水やりをせずに済みました。おじさんの長い春休みも今週までです。特殊法人の学校なので2月の後半から休みになりました。

 始まりは高校と同じ4月の第2週からです。来週の水曜日は実力考査があるので、実質は来週の木曜日から授業開始です。今日も学校から授業のことで連絡がありました。

 さてこのところ市況が不安定です。3月後半を最後に市況は上下を繰り返しています。今日も下げました。為替相場も92円に近いところで動いています。一時は100円台を突破するのではないかという勢いでしたが、その勢いもありません。

 株式市況も一時1万2千円台を割り込みました。以前「節分天井彼岸底」と言う株式の諺を紹介したことがありましたが、まさにその状況です。この半年の日経平均のグラフを見てもこのところ平原状態になっています。もちろん上下はありますが、大きく下げたり上げたりはしていません。

 今日の市況を見ると、以前買われた銘柄が再び買われていました。証券株や不動産関連株です。ただおじさんとしては、警戒が必要なのではと思っています。今回のアベミニバブルはそれほど広がりませんでした。大都市の一部のお金持だけが利益を上げたようです。

 以前から何回かあった株式ブームの時は結構一般の人も投資に関心を持ちました。スポーツ新聞や一般週刊誌も株式に関して記事を掲載したものです。それに本屋さんには会社四季報が山積みされ、株式投資の本も売れたものです。

 今はおじさんの家の近くの本屋さんをのぞいても、株式投資の本を読んでいる人はほとんどいません。以前は年配の人がよく株式投資の本を読んでいました。今は若い人も年配の人も投資に関心がないようです。

 年配の人は現在保有している資産を減らさないようにと思い、若い方は正社員でないので株式投資をするお金もないのでしょう。これも以前書いた通り、日本独自の政策で市況を押し上げるのは無理だと思います。日銀の新総裁・副総裁の言動が注目されますが、そんなに大胆なことはできないと思います。

 アメリカの景気を支えているシェルガスも今日の報道では採掘会社が倒産したとありました。それにシェルガスは環境問題を起こしかねないので、いつまでもブームが続くとは考えがたいところです。今はEUはキプロス問題だけが注目されていますが、イタリアの政局もまだ不安定なままです。

 北朝鮮の動向も気になりますし、イランの核開発もこのまま何事もなく済むとは思えません。ある新聞にイランが核兵器保有したら、近隣の各国(エジプト・トルコなど)も黙ってみてはいないだろうと報道していました。

 日本にいるとアベノミックスで何だか景気が回復しそうな気がしますが、世界全体を見渡すと極めて危険な状態にあると言えます。どこかの地域で暴発すれば一気に世界経済は急落する可能性があります。国内の景気状況だけでなく、世界中の状況を見ておく必要がありそうです。

 明日の相場がどう動くか注目されます。このままずるずる下げると4月末には一万円台まで相場が下落するかもしれません。円も85円までは円高の可能性があります。