新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

時限爆弾を抱える世界情勢ー中東からアジアまで

昨日は雨でしたが、今日は晴天です。ところが、風が強いせいか、おじさんは花粉症がひどいです。風邪と同じような状態で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりと三拍子そろっています。中国から帰ってしばらくは花粉症がでなかったのですが、3月の下旬頃からひどいです。

 さて株式相場は大幅高で引けたようです。以前売られた証券や海運、不動産関連と言った今回の相場の柱の株が上昇しています。一方鉄鋼などは大幅ダウンです。電力も戻していました。やはりアメリカの株式市況が好調なのも大きな支援材料になっているようです。

 しかし、アメリカでも最近の株式の値上がりはミニバブルではないかという意見もちらほら出始めたようです。ところで、日本はアベノミックスで先行きが明るいと考えられていますが、世界全体を見回すとそうでもなさそうです。かっては、米ソの二大大国の対決でしたが、現在の危機はおもいがけない国で問題が起こっています。

 そして、冷戦の時と違って、それらの問題を抱える国を抑える国がないのです。まず中東ではイランの核開発問題です。このまま行けばイランが核兵器を持つことになりそうです。この地域では、イスラエル核兵器保有していることは公然の秘密です。

 しかし、イスラエル核兵器を先制使用することはないとの共通認識が中東にはあります。ですからそれほど問題ではないのです。逆にイランが核兵器を持てば、先制使用する可能性がでてきます。なぜなら今イランを攻める国はないのですから防衛のための核兵器とはみなされないでしょう。

 それでも核兵器を持つのはこの地域での覇権を考えているとみなされるでしょう。もしイランが核兵器を持てば近隣のトルコやエジプトは危機感を持つはずです。湾岸諸国も同様でしょう。北朝鮮核兵器を持っていてもそれほど脅威ではありませんが、日本が核兵器を持てば、台湾や韓国は危機感を持つでしょう。

 南米でもブラジルが核兵器を持てば、アルゼンチンは穏やかでないでしょう。チリやペルーも同様です。中東地域ではそれ以外にエジプトの経済問題があります。政治的にも不安定です。経済が疲弊刷れば若者の失業率も上がり、まだ暴動につながります。

 ヨーロッパではキプロス問題こそ落ち着きましたが、ギリシャ、イタリア、スペインなどの国の経済問題がいつ再発するか不明です。イタリアの政治不安もまだ解決していません。ドイツの総選挙の行方も注目されます。

 アジアでは、インドで性犯罪が頻発するので、観光客が激減していると報じられていました。中国との間がこじれてからインドとの連携が叫ばれましたが、インドも治安に問題があるのです。さすがに中国ではインドのような性犯罪は少ないです。

 ミャンマーも進出が盛んでしが、民族問題を抱えています。タイなども同様です。北朝鮮問題も北朝鮮政府が勝手にどんどん問題をエスカレートさせてどのような形での収拾を望んでいるのか不明です。おじさんも若い指導者になったので、経済改革を進めると期待したのですが、結局軍部の言いなりのようです。

 以上のように世界情勢は時限爆弾を抱えているようなものです。いつどこでどの爆弾が破裂するか不明です。そして、もし爆発が拡大すれば日本にも大きな影響を与えると思います。

 キプロスのような小国の経済危機でさえあれだけの影響がありました。アメリカやイスラエルがイランの核施設を爆撃したりしたら大変です。中東の中心国家であるエジプトが混乱しても大変です。

 まだ今年は始まったばかりです。今年の後半まで何とか無事時限爆弾を爆発せねばよいのですが。明日は教会の仕事(会議の議事録作り)をします。