おやおや、どうなったの維新の会ー市長選での敗北
今日はとても温かい一日でした。所用があって朝から外出していました。さきほど帰ってきました。株価が気になるので、株価サイトを時々のぞいていました。結局下がってしまいましたね。まあ当然でしょう。おじさんの持ち株にはそれほど大きな影響はありませんでした。
電力株が今日も値上がりしていました。外国人投資家はまず買わない(公共事業で外国人には魅力がないので)から個人投資家が買っているのでしょう。理由は倒産しないし、株価が安く大量買いできるからです。以前も書いた通り他の株が値上がりすると、安くて安全な電力株が買われるのです。
簡単に言えば電力株以外皆値段が上がりすぎて買っても利益がでないのです。おかげで電力株を多数保有するおじさんとしては、含み損(買った時の値段と現在の値段の差)が少し減りました。
明日が見ものです。このままずるずる下がるようだと節分天井が遅れて来たということになります。5月暴落説もあるので注意しなければなりません。以前書いた証券会社の株の売却も本気で考えています。
さて以前から思っていた結果が今回はっきりしたので書きます。今は経済の季節で政治の方は外交を除いて目ぼしいものはありません。せいぜい選挙制度改革くらいです。
ところでタイトルにも書いたとおり、維新の会の没落が明らかになってきました。まずマスコミがほとんど維新の会のニュースつまり橋下さんの発言を取り上げなくなりました。マスコミは国民をリードするというより、国民の動向に合わせて報道しているのです。
事実を報道を報道するのでなく、国民が求めている事実を探してきて報道しているのです。中国にいてそのことが良く分かりました。中国=反日、中国=貧しい、このイメージに合う事実を探しているのです。大勢の親日的な中国人がいてもそれは報道されません。100人の親日的な中国人は無視して、1人の反日的な中国人を報道するのです。
もし見つからなかったら、何人親日的な中国人がいても見つかるまで探すのです。中国に3年間いて親日的な中国人(少なくとも反日ではない)には100人以上会いましたが、反日的な中国人には一人しか会ったことがありません。(英語で自分は日本人が嫌いだと言いました。)おじさんの住んでいた街は日本軍の攻撃で何万人もの死者がでたし、博物館にはその展示もあるのにです。
ところで話は戻って、維新の会の人気が没落した理由はいくつもあります。衆議院選挙で政権をとるとまで豪語したのにあの結果でした。それに太陽の党と一緒になって維新らしさがなくなりました。維新の会には一種の若さそれにたくましさがあったのに、老人と組んだのでは若者が逃げて行きます。
維新の会では橋下さんの毒舌が売りだったのですが、いまでは石原さんの毒舌によって橋下さんのイメージが半減しました。さらにみんなの党との連携に関するごたごたも国民には嫌気がさしています。報道によれば北九州市でも維新の会とみんなの党が市議選の前に連携したのに、選挙後ばらばらになったとあります。
そいえば最近ブログにも維新の会の記事がありません。以前は維新の会のことを批判すると維新の会の支持者から強烈な反論が出たものです。そんなことも見かけなくなりました。
今回の伊丹宝塚の両市長選挙は維新の会の戦略としてはまずかったと思います。やはり維新の会の人気に頼りすぎていたのです。同じ近畿でも大阪と兵庫では気風が違います。それに隣接する地域はライバル意識があるのです。
一番有名なのが警視庁と神奈川県警です。同じ警察同士でも仲が悪いです。兵庫と大阪もそんなに仲が良くありません。まして橋下さんは伊丹空港を廃止しろと言っているのですから当選を期待する方がどうかしています。
大阪府内を固めてそれからだったのに、去年までの人気を忘れられなかったのでしょう。日本人は移り気です。昨日まで人気のあったタレントさんがあっと言う間に人気を失うのは日常茶飯事です。橋下さんもすでに人気の盛りを過ぎたのです。
まあ簡単に言えば賞味期限切れと言うところでしょう。アベノミックスがこのまま順調にいけば参議院選挙での自民党の大勝は確実です。下手に安倍さんの誘いにのって連立など組めば他の野党から第二自民党と言われるでしょう。
戦略の失敗は小手先の戦術では取り戻せません。もし挽回のチャンスがあるとすればアベノミックスが失敗に終わって、政界が大混乱になった時だけです。自力回復はもう難しいと思います。
マスコミは水に落ちた犬をさらにたたくのが大好きです。これからどんどん維新の会関係のスキャンダルがでるかもしれませんね。今日も独断と偏見に満ちた政治評論でした。
明日は少しのんびり過ごします。