始めるよりやめることは難しいー過去の歴史に学ぶ
今日は朝から冷たい雨が降っています。さっきブログを書いたのですが、画面が固まって登録できませんでした。以前そうなった時はコピー貼り付けでうまく行ったのですが、今回はそれもだめでした。
時々そうなります。今日はアベノミックスの未来を考えながら書いています。アベノミックスは順調に進んでいて安倍さんは得意満面です。おかげで橋下さんの人気は下落中です。新聞でもほとんど取り上げられません。
しかし、好事魔多いで、アベノミックスも出口戦略が大変でしょう。近時の戦争を見てもそうです。それは日本だけではないのです。先の大戦で勝利したアメリカでもそうです。日本との戦争は力比べなので、力の強いアメリカが勝ちました。
ベトナム戦争はどうでしょう。相手はアジアの小国北ベトナムです。軍事力・経済力・工業力どれをとっても戦前の日本と比べても相当劣っています。介入を始めた時はすぐ終わると思ったはずです。しかし、結局は敗北で終わり、南ベトナムは北ベトナムに併合されてしまいます。
日本の場合でも、日清戦争こそ短期で終了しましたが、日露戦争は大変でした。短期で終了しなければ国が持たないところまで来ていました。終結のための交渉団の代表は戦争の現状を知っていたので、出発する時は盛大な見送りだが帰る時は罵声だろうと述べたと言われます。
日中戦争でもあんなに長期に及ぶとは考えていなかったでしょう。先の大戦でもそうです。短期終結を考えて始めながらとうとうと全面的な敗北までやめることができませんでした。湾岸戦争のような悪役がはっきりしている場合は別です。
今回のアベノミックスもどこでやめるか見極めが難しいです。よほどの政治力がなければ、まだまだという声に引っ張られて、誰が見てもこれは無理だというところまで行くでしょう。以前書いたとおり、じり貧がいやで勝負にかけると、どか貧になるのです。
それはじり貧以上に悲惨なものになります。そもそもそんな勝負にでなければならない時点で結果はわかっているのです。アベノミックスは所詮経済政策それも金融政策です。それだけで日本が抱える根本的な問題が解決するはずはないのです。(少子高齢社会・格差社会・社会の閉鎖性など)
先の大戦でも初戦の勝利を見て、それまで戦争反対の人も一気にこれはもしかしたら勝てるかもしれないと考えるようになりました。奇襲が成功するのは、相手がまさかと思っているからです。しかし、相手がこちらの弱みを知ったら、すぐに手を打ってきます。
まあアベノミックスが成功してインフレになったら、高齢者御得意の節約戦術で対抗します。必要以外は買わない、安いものしか買わない、これが一番です。それまでアベノミックスの果実である円安株高を利用して資金を蓄えたおきます。
明日は教会です。