新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

最近の国際情勢について思う。

今日も晴天でした。午前中は風があったのですが、午後からは気温がぐんぐん上がりました。今日はだらだらと過ごしました。

 さて、国際情勢について書きます。北朝鮮の挑発は取りあえず収まったようです。北朝鮮問題で言えば、キムジョンウン書記が登場した当時は開放政策を取るのかと思ったのですが、結局先軍思想をそのまま踏襲したようです。この国では軍を無視して政治はできないようです。近隣諸国はいらいらする状態がまだまだ続くと思います。

 中国では習体制が確立したのですが、習主席の立ち位置が今一つはっきりしません。まだ全権をきちんと掌握さしていないのでしょうか。それでも新聞報道によれば、パレスチナ問題にも関わってきているようです。アフリカ外交は相変わらず盛んなようです。

 ロシアについては、日本に微笑外交をやっていますが、本心は分かりません。とにかく北方領土問題が解決しない限りどうにもならないでしょう。中国とはパイプライン問題で協議中のようです。アメリカがシェルガスを輸出することで各国がエネルギー問題から解放されるとなるとロシアも大変でしょう。

 中国へアメリカが輸出するとは考えられないので、ロシアにとっては御得意さんになる可能性もあります。メタンハイドレードはまだまだ採算にはのらないようです。ただシェルガスも環境に関する問題もあってどれだけ産出できるか疑問だとも言われます。

 中東問題ではイスラエルのシリア爆撃は気になるところです。もしイランへの攻撃へと進めば一気に中東地域は戦争ということになります。かってはエジプトが重しになってイスラエルとの戦争が停まっていましたが、先のアラブの春で政権が不安定になりました。

 意外だったのは、パキスタンアフガニスタンの間でも紛争が起こっているようです。アメリカの攻撃でタリバン政権が崩壊しましたが、その後アフガニスタンも不安定のままです。その上パキスタンとの国境紛争が伝えられています。この地域も別の問題があるようです。

 まあ現在の国際情勢は不安定な安定というところでしょう。絶対的な力を持ったアメリカの力が弱まってきたので、何か国際紛争が起こってもまとめる力を持つ国がなくなったようです。もし中東地域で問題が起こればアジアへの展開を考えていたアメリカも兵力を中東地域へ配置することになるかもしれません。

 経済情勢も取りあえず安定していますが、逆説的ですが景気が回復した時点で金融緩和をやめれば一気にまた不況へ戻る可能性もあります。さりとてこのままずるずる金融緩和を続ければ世界的なバブルになる可能性もあります。

 いずれにしても不安定な中の安定状態がいつまで続くか疑問です。ある時一気に安定が崩れ動乱の時代になるのではないかとも思っています。

 明日は所用で忙しいです。