今日の相場から考えたこと
今日も夏日でした。今もシャツ一枚になってこれを書いています。今日は午前中、中間考査の問題について考えました。何とか100点満点の半分くらいの構想がまとまりました。ただ今年は2学年にまたがっているので、もうひとつ問題を作らなければいけません。
ところで対ドル相場が100円を突破したので、今日も株高でした。特に証券株の値上がりがすごいです。証券界の雄野村ホールデイングスなどは今日1日で90円以上も値上がりしていました。普通値上がりというのは5円とかよくて10円くらいです。去年の10月頃には280円くらいだったのが、今では950円くらいになっています。
1000株持っていても28万円が95万円になるのですから、株式を持っていた人は笑いがとまらないと思います。それに比べておじさんの持ち株の電機・電力・鉄鋼・建設は全く鳴かず飛ばずです。バブルの時は全ての株価が上昇したのですが、今回のミニバブルは金融相場です。
業績に関係なく株式だけが売買されます。買うから上がる上がるから買うという展開です。ただドル預金の方が買値に戻ってきたので損失がなくなりました。株高円安と言いますが、極端に値段が上昇したわけではないのです。リーマンショック直前まで戻しただけです。
それも特定の分野(金融や不動産)だけです。ところで言いだしっぺの安倍さんは今の現状をどう考えているのでしょうか。まさか自分の主張したアベノミックスがここまで効果を発揮するとは思ってみなかったでしょう。しかし、本当は不安なのではないでしょうか。
何事でもそうですが、急激な変化は後で問題を起こします。病気を考えてもらえれば分かります。40度の熱がでるからと熱さましで急激に熱を冷ませば、体に負担がきます。今がそうです。半年で株価が4倍になるものが出たりしたら危険です。
ただ一度動き出したアベノミックスは途中でやめることはできません。バブルの時と同じです、危ないことは分かっているが、下手に動くと一気に崩れてしまうと考えたのです。異次元の金融緩和が始まったばかりです。負の結果も異次元つまり想像もできない形ででてきます。
前回のバブルとの違いは上昇スピードが速すぎることです。安倍さんとしては何とか参議院選挙前までこのミニバブル状態が続いて、国民がハイな状態(浮かれた状態)になるのを願っているでしょう。参議院選挙が終われば、大きな国政選挙はないので、ミニバブルが崩壊しても政局には影響ありません。
改憲命の安倍さんにしてみれば、参議院選挙後アベノミックスが失敗に終わったら自分が辞任すれば良いだけだと思っているのでしょう。すでに選挙は終わっているし、いまさらアベノミックスが失敗したからと言って衆議院の解散もありません。次の総選挙までに3年あります。
その後の3年近くをかけて改憲をすればよいのです。そのころおじさんは70歳近くになっています。年金が少し削減されてもよいくらい今回のアベノミックスの恩恵を被ったので、平気です。それに老眼鏡が必要なおじさんが、兵隊にとられることもなさそうです。
ただ若い方は御気の毒です。下手をすればアベノミックスが失敗して膨大な財政赤字を抱え、国防軍が作られ兵隊にとられ、悪くすると世界のどこかで戦争をしているかもしれません。おじさんのブログのようなことを書けば政府を批判し、治安を乱すといって、良くてブログの削除、悪くすると逮捕されるかもしれません。
まあそんな時代が来る前におじさんはこのブログを閉鎖するでしょう。それよりボケてブログなど書けなくなるかもしれませんね。明日も試験問題作りや銀行回り、洗車などで忙しいです。