新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

老後の生活設計

今日は午前中は晴れていましたが、午後から曇ってきました。このところ難しい話ばかりなので、今日は老後の話を書きます。おじさんのブログの読者で、すでに定年後の方もあれば、これから定年という方もあると思います。その参考になればと思います。

 今おじさんは年金を満額もらっています。一部支給と満額では生活実感が相当違います。ところで年金がいくら貰えるかは重大な関心事たと思います。一応の目安として、一部上場企業あるいは地方有力企業に38年勤務して月20万円と言ったところです。役職としては課長以上です。

 おじさんの知人の一部上場企業(専門商社)の取締役までやった方が23万円くらいだと言っていました。年金は勤続年数がものを言います。ですから給与は高くても浪人や失業期間があるとがくんと少なくなります。ところで生活費はどのくらいかかるかと言えば、ぎりぎり20万円と言ったところです。

 25万円もあればちょっと余裕です。そんなに貰えないと思われますが、専業主婦の奥さんでも7万円近く貰えます。ですから御主人が18万円、奥さんが7万円でなんとかやりくりできます。ただ単身者は大変です。食費などより国民健康保険、生命保険、電話代、光熱費、税金、などで3万円以上なくなります。

 それ以外に年に1度の固定資産税や自動車税自動車保険、火災・家財保険等もばかになりません。孫のお祝いやお小遣いも必要です。全てを年金だけから支出のは難しいです。そこで生活費以外の預貯金が必要です。特に大型消費財(自動車・家電・自宅補修)は絶対に預貯金から支出しなければなりません。

 65歳すぎて新規の仕事をみつけるのは至難のわざです。60歳くらいから長く続けられそうな仕事を探せばよいのですが、まもなく65歳まで全く年金がでなくなるのでそれも無理です。60歳から65歳まではおじさんも相当預貯金を取り崩しました。この期間が一番苦しいです。

 ところで老後の資金ですが、投資はどうだろうかとか不動産経営はとか言われますが、これまで全く経験がないのならお勧めできません。これからインフレになるがと言う方もありますが、インフレには節約で対抗すべきです。極端な話、自宅の庭をつぶして菜園にして野菜はそこで手に入れる覚悟があれば何とかなります。

 いざとなれば、車にも乗らず、携帯も持たず、ネットをしなければすぐ数万円くら浮きます。投資はどんなものでもリスクがあります。今おじさんは外貨や株式に投資していますが、1年前は数100万円の評価損を抱えていました。

 それでもいざという時のお金は預金していたので何とかなりました。アベノミックスは明らかに資産インフレです。ですから、流れが転換したら今投資した分はふっとんでしまいます。株は故郷へ戻るといいます。つまり今値上がりしているものも、値上がりする前の値段に戻るということです。

 今証券会社の雄野村ホールデングスは900円以上します。去年の秋ごろは280円くらでした。今1万株投資したら900万円が280万円まで下がる可能性があると言うことです。おじさんの持つ某電力会社株はバブル時代の遺産ですが、何と当時の株価の1割しかありません。

 上がったものは下がるのです。長期間投資をやられている方はまだまだ探せば長期投資に向いているものもあります。おじさんも昨日売却した機械株の売却資金で、電機と運輸(船)の株を購入する予定です。

 それでも順次株式投資額を減らしていく予定です。高齢になればやはり現金に近い預貯金が一番です。子供たちが不動産を購入すると言ってきたらすぐ援助してやれるし、学資の手助けもできます。突然の医療費(入院費など)もばかになりません。

 おじさんの年金なら月最高10万円(8万円+医療費の1%くらい・・支払い限度額)が必要になります。年金額が少ないともっと負担は少ないです。もし難しい病気なら毎月生活費の他にそのくらい必要なのです。生命保険では通院が出ない場合があるので、病気によっては大変です。(成人病など)

 暗い話ばかりになってしまいましたが、老後はそんなに長くありません。おじさんの場合後14年で80歳です。14年前と言えばちょと前の話です。おじさんも退職後すでに6年目に突入しました。あっと言う間の時間でした。そう考えれば将来のことを余り考えなくてよいので嬉しいです。

 明日は教会の後所用があるのでブログはお休みです。