新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国人看護師増加について

今日も夏日です。午前中は庭の草刈りをしました。本来は芝生なのですが、芝が生えるまえにオオバコなどの雑草が生えています。手で抜くのも大変なので別荘で使っているエンジン付き草刈り機で刈りました。

 相変わらず株式相場は強いようです。船会社も大幅上昇で買うのはあきらめました。株式投資を生活の糧にしているわけではないので、どうでもよいのです。東電が完全に仕手化したようで、これも出来高上位でした。値段が安いし、政府の政策で倒産の可能性はないし、原電が再稼働したら利益が出るからでしょう。

 さて今日は朝日新聞の一面に中国人看護師が増加していると報道されていました。インドネシア介護士の問題が以前から取り上げられていました。介護士の試験に合格できないという報道です。インドネシア語と日本語では開きが多きすぎるのです。

 逆を考えればすぐ分かります。日本人がインドネシアに行って数年で試験に合格できるほどインドネシア語が得意になれと言ってもどだい無理な話です。ところが中国人の場合、漢字という共通の言語があるので相当有利なのです。

 インドネシア介護士の問題を見た時からおじさんは中国人ならすぐ合格したのにと思いました。今はNPOが中心になって日本へ中国人看護師を送りだしているようです。看護師試験は当然日本語それも漢字が多くでてきます。試験内容のほとんどは漢字さえ読めれば相当楽なはずです。

 おじさんも中国に居た時、簡略体さえ慣れれば文章の三分の一以上理解できました。(中国人の場合は逆です。)それに医学用語は中国と日本でそれほど違いはありません。そもそも漢方(東洋医学)は中国から入ってきたものなのですから。インドネシアの人に比べて何倍も有利です。

 ですから今後中国人で看護師になる人が相当増えると思います。中国人の場合、中国で日本とでは賃金格差が大きいので、数年働けば田舎の両親の家を改築するくらいのお金はすぐ溜まります。農業や漁業研修生などと違って、専門職なので待遇のが良いからです。

 中国人は日本人が考えている以上に年長者(高齢者など)を大切にします。おじさんもツマクマとバスの中で日本語で会話していたのに、若い学生さんが席を譲ってくれました。観光地ではパスポートで年齢を確認すれば中国人の高齢者と同じ割引をしてくれました。

 特に都市部でなく農村部出身の学生さんなどは純朴です。それに頑張り屋さんです。おじさんの大学でも全く日本語を勉強したことのない学生さんでも頑張れ2年で話せるようになります。何とか成功して田舎の両親を豊にしたいと考えています。日本人の学生さんのように一人部屋でなければいやだなどと言いません。6人部屋でも大丈夫です。

 食事も粗末なものでも耐えられます。ただ日本人の側で中国人の看護師はいやだという人が出る可能性はあります。介護士の場合でも同様です。しかし、20年後には若者の数は激減します。確かに中国も20年後には高齢化が進みますが、まだまで日本よりは条件がいいです。

 日本で何年か働いて新しい技術などを身につけて、中国でそれを活かすことができたらいいと思います。台湾などではフィリッピン出身のお手伝いさんを雇用しているようです。グローバリズムは人に対しても働くと思います。きつい現場ではだんだん日本人が働かなくなり外国人にとって代わられると思います。

 おじさんが後期高齢者になるころは外国人看護師さんや介護士さんなしには日本はまわらなくなると思います。それがいやなら、介護保険や健康保険料をさらに値上げするかです。そして介護士の給料を上げるかです。

 ヘイトスピーチなどをしている人たちも案外高齢者になってヘイトスピーチを浴びせた人達から介護や看護されるようになるかもしれませんね。まあ自業自得ですが。

 明日は授業です。