新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

今日の値上がりをどう考えるかー値上がりの分析

今日は予想通り雨でした。結構激しく降りました。今も雨が降ったりやんだりです。今日は来週からの中間考査の問題作りです。1年生の分は完成しました。問題・解答用紙・模範解答の3が必要です。2年生については何とか問題作りまで終わりました。

 橋下さんは外国人特派員向けの釈明が終わったようです。その後訪米中止のニュースがでていたので、海外ではやはり不評なのでしょう。日本の感覚でしゃべったら海外では難しいことになるでしょうね。人権感覚がやはり異なっていると思います。日本では本音で話すことが時代の流行のようですが、海外ではそうではないのです。

 性に関する話題をタブー視している国は結構多いのです。アメリカは性に自由な国というイメージが橋下さんにあったのかもしれません。しかし、アメリカの伝統はピューリタン精神なのです。

 ところで今日は市況が上がりました。160円ちょっとの値上がりだったようです。政府関係者などは株価が値上がりしたのでほっとしているでしょう。しかし、この値上がりをどう見るかは難しいのです。なぜなら良い値上がりのパターンは一気に値を戻すのです。

 つまり何らかの理由で値下がりしたが買い気が強い場合は一気に値を戻すのです。今回で言えば最低400円高、相場が強いと800円くらい一気に戻すのです。ところが今回はそうではありませんでした。値上がり幅が小さい場合二つの理由が考えられます。ひとつは投資家が買うべきかどうか迷っている場合です。この場合強い買いが入りません。

 そうなると売りは少なくても買いも少ないので値上がりしにくいのです。もうひとつ考えられるのは、買い気は強いのだがそれと同じくらい売りも多い場合です。こうなるとなかなか値上がりしないのです。

 注目しているのは証券株です。もし売り買いどちらでも手数料が入るのですから、もし相場が大きく動いているなら証券会社の株が大幅高になるはずです。急上昇した数週間前の時点では一日に50円とか80円とか値上がりしたものです。

 今日は8円しか上がっていませんでした。また仕手化している東電は下げていました。どうも材料のある株だけを物色しているようです。バブルの時はすべての株が一斉に上昇しました。今回もある時期まではそうでしたが、現在は材料のある株にしぼって買っているようです。

 円の動向を見ているようです。円安に振れれば輸出関連株特に自動車関連株が買われているようです。電機株も同様です。以前書いたようにやはり円の動向が今回の相場に大きく影響を与えているようです。今のところ円安傾向は続くと思います。

 アメリカの景気回復は間違いないようです。それに伴ってアメリカの金融緩和もそろそろ終わりが近づいたようです。ただアメリカの金融緩和が終わると当然流通するお金も減少するのでアメリカの株式相場にも影響を与えそうです。アメリカの相場が下落した時日本の相場がどうなるかです。

 アメリカの金融緩和が終われば当然金利は上昇します。その時投資家は株式から債券へと資金をシフトする可能性もあります。つまり株式市場から資金を引き揚げるのです。日本株を今買っているアメリカの投資家やファンドが日本株を売ってアメリカの債券へと資金シフトする可能性もあります。

 アメリカが今回金融緩和をやめたら、しばらくその傾向は続くでしょう。そんな理由もあって海外の投資家は日本株が大きく下げた後買いに入らないのかもしれません。たとえ日本の個人投資家は買っても海外のファンドや投資家が売ればそれに対抗するのは難しいでしょう。

 もし今週中に大幅な上昇(500円くらいの)がなければ、このまま夏まで14000円前後を行き来する相場になる可能性もあります。日本の相場はやはりアベノミックスでなく海外それもアメリカの状況次第のような気がします。

 明日は授業です。明日の相場展開も注目されるところです。まだまだ政治の季節でなく経済の季節が続きます。