新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

戻りが弱い時ー素人経済評論家の生活と意見

今日はとても蒸し暑い一日でした。午前中は授業でした。試験の返却も終わり、成績処理も済みました。

 ところで今日も戻りが弱かったですね。1日のうちにも一時400円台まで行きながら結局241円の値上がりで終わりました。この相場展開は以前にもあった通りです。その時も同じことを書いたものです。

 おじさんは専門的に経済理論を勉強したことはありませんが、投資経験だけは豊富です。(40年以上)ですから、相場展開を見るとすぐに過去の相場と比較することができるのです。

 今回のアベノミックス相場は以前から書いているように明らかにバブル相場に似ています。業績の裏付けもないのに、期待だけで大幅上昇しているのです。それもかってのバブル相場と比べても踊り場がほとんどなく一直線に上昇したのです。

 踊り場というのは、一時下げた後また力強く上昇することです。今回の相場は上昇の時期もスピードも速いので下げも同様です。下げの踊り場もほとんどありません。アメリカの相場と似ていますが、アメリカの場合200ドル近く下落して100ドル近く上昇しています。

 つまり半値戻ししているのです。50%の値上がり率です。ところが日本の場合は25%の値上がり率しかありません。戻りが弱いということは買いの勢いがないということです。今回の相場は海外のファンドの力が強いと言われます。買っているのは日本の個人投資家だと思います。

 では売っているのはと言えば当然海外のファンドでしょう。円安がどうなるかがポイントですが、今の流れは円高です。他の新興国通貨が値下がりしているようです。日本でも人気の豪州ドルの値下がりが目立っています。

 資源を裏付けに結構高かったのですが。それにつれてニュージランドドルも安くなっています。(77円くらい)おじさんは早めに売り抜けたのでよかったです。(82円くらい)中国やその他の国々の景気後退で資源の値下がりがあるからでしょう。

 そうなれば逆に安心通貨の円に資金が向かうのは当然です。この流れはそう簡単には変わらないでしょう。

 アベノミックスはこれからどうなるのでしょう。安倍首相と黒田日銀総裁の態度が対照的です。安倍さんは次々に政策を打ち出しています。しかし、安倍さんが何か言えば言うほど株価は下がり、円高になります。安倍さんのやり方は先の大戦の兵力の逐次投入に似ています。

 うまくいかないと次々に兵力と投入するのですが、それが次々に裏目にでるのです。一方日銀総裁は態度を変更しないの一点張りです。これはこれでよいのですが、異次元金融緩和を打ち出した時の自信満々の態度は見られません。

 まさか数カ月であの政策は間違いだっとは言えないでしょう。安倍さんも政策が間違いだったと認めた瞬間一斉に自民党は権力闘争に突入するでしょう。まあおじさんが何を言っても無駄なのでこんなコメントを書いて自分を慰めています。

 明日は所用で忙しいのでブログはお休みです。