新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

シニアの消費生活

今日も蒸し暑い一日でした。今日はのんびり過ごしています。株式市況は幅広く値上がりしていましたが、利益がでるほどもでもなく、何ということもありません。

 デイトレや短期投資ではないので、損切りもしません。とにかく値上がりするまで持つという原始的な投資方法です。それでも時々売却して利益を出しています。

 さて今日は、シニアの消費生活について書いてみたいと思います。おじさんくらいの年になると、もちろん将来に向けてお金は必要ですが、大金持ちになりたいという気持ちもないし、お金をもうけて何をしたいということもありません。

 若い方なら旅行をするとか、おいしいものを食べるとか、さらにはお金をためて事業を起こすなどということもあるでしょう。ローンで言えを買ったり、車を買ったりすることもあります。子供の学資も必要です。

 ですからお金は絶対に必要でしょう。シニアにとってお金はどうでしょうか。シニアと言っても健康なシニアとそうでないシニアがいます。健康だと言っても若者ほどお金が必要なわけではありません。それではお金がいらないかといえばそうでもありません。

 公租公課が必要なのです。まず自宅を持っていると固定資産税が必要です。また税金も必要です。所得税は年金から天引きなのでそれほど負担感がないのですが、地方税は後からかかってくるので負担感が強いです。結構来ます。自動車税も必要です。

 次に国民健康保険負担です。これも結構重いです。これを払っていないと病気になった時大変です。介護保険もかかってきます。会社員なら給料から天引きなので気がつきませんが、自分で払うとなると分かります。

 大型消費財は何年かに1回買い換え時期が来ます。電化製品や自動車なら大体10年に1度くらいまわってきます。大型消費財とはテレビ・冷蔵庫・クーラー・パソコンなどです。それに持家だと家の手入れがやはり10年に1度程度必要です。自動車といっても、以前はツマクマとおじさんの2台必要でしたが、今は買い物などに利用する軽自動車一台です。

 去年買ったので、10年すると70歳を超えるので、体調によっては車に乗れないかもしれません。80歳代になれば以前書いたように車に乗れない人が激増すると思います。

 健康であれば旅行ということもあります。海外特にヨーロッパなどに行くと大変なお金がかかります。しかし、65歳を過ぎたおじさんはさすがに時間のかかるヨーロッパやアメリカはちょっとということになりました。もちろん何か病気を持っていると病院のお金がばかになりません。

 ある程度の企業に長期間(30年以上)勤務して年金をもらっている人は、最大10万円近くまで医療費を自己負担しなければなりません。八万円ちょっとプラス1%なのですが、大きな病気だと1%でも馬鹿にならないことがあります。

 生命保険などに入っていると入院費用(一部通院費用がでる保険もあります。)がでるので、大体まかなうことができます。ただいくつかの病気で通院ということになると生命保険が出ない場合が多いです。やはり若いころからの老後の準備が必要ということになりそうです。生命保険など不要と思う若者もいますが、シニアになっていろいろ体に問題が出た時には必要性が分かります。

 冠婚葬祭が大変だと聞きましたが、おじさんの場合、意外にそんなことはないです。甥姪が少ないこともあります。また以前ほどお葬式を盛大にしません。特に家族葬が増えて、遠い親戚まで声をかけないこともあります。甥姪でも遠くに住む交流のない場合、子供が生まれても知らせない場合もあります。

 農村共同体に絆が生きていた時代は冠婚葬祭も大変でしたが、甥姪が都会にでて生活している場合、付き合いも少ないです。食費なども随分少なくなりました。外に飲みに行くこともありません。中国にいた時代を除けば職場の飲み会もありません。

 現在の学校では去年1年間一度も飲み会がありませんでした。歓送迎会もありません。実際は一人専任の先生が転勤したのですが(他の大学へ異動)3月末に転勤のあいさつメールが来ただけです。高校に勤務していた時代は、学校全体の宴会(歓送迎会・忘年会・卒業式の祝会など)学年の宴会、教科の宴会などがありました。

 会費もばかにならなかったのですが、その費用も全くいりません。おじさんは家でお酒を飲むのは好きですが、外で飲むのは好きではないので有りがたいです。趣味もそんなにないし、シニアといってもおじさんのような人ばかりだったら、消費(内需)は盛り上がらないでしょう。

 それに暇は沢山あるので、安い商品を選んで買うこともできます。これではデフレ解消は難しいかもしれませんね。もちろん元気いっぱい趣味に生きる内需に貢献しているシニアもいると思います。若い人以上にシニアの消費活動は様々だと思います。

 明日は所用と授業の予習があって忙しいです。