新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

維新の会はどうなる。ー落ち目にはなりたくないものです。

今日の午前中はひどい雨でした。今日は自動車で通勤です。午後からやっと雨が上がりました。明日からは天気が回復するようです。

 朝方は株安でしたが、仕事帰りにNHKのニュースの最後に報道する株式市況を聞いたら後場終値は上昇でした。さもありなんと思います。このところブログに書いているように、何が何だかわからないのが今の相場です。相場が下落した理由も上昇した理由も説明できますが、事前に最終判断ができないのです。

 日経が日本の株式を一番多く所有しているのは外国人投資家だと報道していました。結局相場の主導権は外国人の機関投資家に握られているのです。簡単に言えば日本の投資家は外国人にもてあそばれているのです。ままいいカモと言ったところでしょう。

 日本人の個人投資家が束になってかかっても資金力や情報力で絶対的な差のある外国人投資家にはかなわないでしょう。アベノミックスなどと言って安倍さんは自信満々ですが、外国人がへそを曲げて、一斉に株式を売り始めたら、あっという間に1万円台を割り込むでしょう。

 昨日も書いた通りおじさんは判断不能なので外国為替相場も株式相場もとにかく静観するだけです。ところで、最近維新の会に関する報道が盛んです。慰安婦問題に端を発して次々に問題が起こっています。今回は石原さんと橋下さんとのいさかいです。

 スポーツ新聞の報道によれば石原さんは、橋下さんはもう終わったと発言したようです。どちらも個性豊かで、マスコミとしては何を言ってもニュースになるので有りがたい存在でしょう。

 ところで昨日書店でみた「新潮45」という雑誌で橋下さんのことを特集していました。もちろん橋下さんのことをぼろくそに書いています。これについては今回はあまり橋下さんも反論していないようです。

 そもそもマスコミもこの頃はほとんど橋下さんの発言を取り上げないようです。ツイターなどでは相変わらず発信しているようですが、世論に訴える力としてはやはりマスコミの方がよほど影響力があります。なぜならツイターを見ている人は限られるからです。

 たとえ100万人の人が見ていても60歳以上の高齢者はその10倍以上存在するのです。投票に行くのはこの高齢者が圧倒的に多いのです。そしてその高齢者は新聞は読んでもネットでツイターなど見たりはしません。せいぜいテレビを見るくらいです。

 ですから、橋下さんが新聞にも載らず、テレビにも出演しなければ忘れられていくのです。それに高齢者は難しい議論は苦手です。橋下さんが繰り返し自論を述べても聞く人はいません。マスコミの本質は毒舌の本家本元である石原さんの方がよく知っているのです。

 石原さんにしてみれば、橋下さんの反論など何の役にも立たないことを知りつくしているのです。結局日本の社会は理屈じゃないよ心だよの世界なのです。都議選で敗北したら代表を辞任すると橋下さんは言っているようです。北朝鮮並みの瀬戸際戦略です。

 維新の会は結局橋下さんの個人商店なのです。(これも以前書いた通りです。)橋下さんが代表を辞任したら維新の会は終わりです。もちろん石原さんにしてみれば好都合です。橋下さんが代表を辞めて大阪市長に専念したら、維新の会の国会議員は全て石原さんのものになります。

 この政党は看板で持っているようなものです。他の政党なら代表がやめてもそれに代わる人は何人でもいます。安倍さんが辞任したら、まってましたとばかりに、石破さん、麻生さん、谷垣さん、もしかしたら町村さんあたりまで出てくるかもしれません。

 さらに小池さんや、高市さんも後釜を狙っています。石原ジュニアーだってわかりません。若手は小泉ジュニアーを担ぎ出すかもしれません。やはり自民党は層が厚いですね。

 維新の会で橋下さんと石原さんが、つべこべ言うなら代表を辞任してやると言ったら誰が次に出てくるのでしょう。そんな人は誰もいません。そもそも石原グループ以外の維新の会の代議士の名前など選挙区の人以外誰も知らないと思います。

 近代政党としてはやはり失格です。それから以前維新の会を応援していた堺屋太一さんはどうしたのでしょうか。この騒ぎに全く意見を述べないようですね。それ以外に橋下さんの応援団の文化人や評論家の人も沈黙しているようです。

 まあ勢いが盛んな時は人が集まってくるけれども、一旦落ち目になると人は離れていくのが世の常です。明日は日曜日の教会学校の説教の準備があります。