新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

ブログ再開します。-まずはエジプト問題について

今日も熱帯並みの天気です。先週からブログを休んでいましたが、少し時間に余裕ができるようになって、これを書いています。

 昨日まで義妹と姪、それに孫も来て人口が増えました。それでとてもブログどころではなかったのです。株価の方は13000円台から14000円台に突入しています。別にアベノミックスの関係ではなさそうです。アメリカの景気回復からくる出口戦略の関係でしょう。

 ところでエジプトが大変なようです。中東の春もとうとう中東最大の大国エジプトにまで及んできたようです。ここでの図式はトルコに似ています。世俗派とイスラム派の対立です。民主主義の制度はなかなか面倒なのです。

 西欧的な感覚では自由な生活や女性の権利の擁護が第一なのですが、イスラム諸国の庶民にとってはそうではないのです。特に地方の庶民にはイスラム的な習慣の方がなじみやすいのでしょう。そこで選挙をするとイスラム派が勝利するのですが、若者や都市の住民は反対するのです。

 トルコも軍は世俗派です。ただトルコの場合はぎりぎりまで軍が介入するのを控えているようです。エジプトの場合は、以前から政治に介入していたので、今回は世俗派のデモに合わせて介入したようです。中東地区全体が今後難しい状況になると思います。

 中東情勢は日本の経済状況にも影響があるでしょう。原油の輸入が難しくなれば原油高につながるからです。アメリカはさらにシェルガスへの依存を強めるでしょう。独裁制を倒すのは一見したところ良いことだらけのようですが、中東諸国などではかえって難しい問題を起こす可能性があるようです。

 これは中東だけでなく、中国や北朝鮮についても同じようなことが言えるでしょう。きちんとして受け皿なしに動乱が起こると独裁制以上の混乱が起こる可能性もあります。

 以前から書いているように中国や北朝鮮の現政権が崩壊することは良いことだらけというわけではありません。今日は久しぶりなのでこのくらいで終わりです。明日まで授業があります。