新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

投資に関する雑感(株式投資を中心に)

今日は早朝にわか雨があったのですが、午後は曇りから晴れになりました。おじさんの地方は大きな川があるので水不足にはならないと思います。それにしても雨が降りません。

 さて今日は昨日の急落に対して反発していました。全面高のようでほとんどの株が値上がりしていました。今日はふと投資についていくつかの感想なり意見を書いてみようと思いました。

 これから株式やその他の投資をなさろうと思っておられる方は参考にしてください。投資にはいろいろあります。おじさんが手がけたのは、株式投資、債券投資(国債社債・地方債)・外貨投資・不動産投資などです。

 まず不動産投資は買っただけで売っていないので投資といえるかどうかわかりません。時々書いている別荘がそうです。住居として使用するためでなく将来売却するつもりで購入したので一応そう呼んでいます。現在の地価ではほとんど利益はでないと思います。

 不動産投資はアパート経営のようなものを含めて相当知識が必要だし、難しい面もあります。初めての方には余りお勧めできません。(あくまでもおじさんの感想です。)外貨投資はドル・マルク・NZ(ニュージランドドル)の3つを手掛けました。NZは金利収入が良かったのですが、円高のせいで随分長く保有しました。一番多くやったのはドルです。マルクは一回だけです。余り利益がでませんでした。

 FXのような取引でなく、ドル建てファンドやドル預金の形をとっています。ドル建てファンドは毎月配当で結構悪くありません。これも円安にならないと利益が余りでません。FXのような取引だとどきどきすることが多いので性格的に向きません。

 債券投資は定期預金より金利がいいのでやっています。国債ファンドを買ったこともあるし、直接地方債や社債国債を購入したりしています。地方債は結構金利がいいです。(定期預金に比べて)地元自治体発行の分だといろいろ特典があったりします。(自治体施設の見学会招待など)

 やはりおじさんに一番向いているし、多く手掛けたのが株式投資です。投資信託などを購入したこともありますが、余り好きではありません。国内だけでなく国外の株式投資もしました。国外で思い出にあるのはBG(グリテイシュガス)です。イギリスの国営ガスが民営化されると言うので日本国内で売り出したのを購入しました。

 イギリス在住ならガス料金割引(株主優待)の特典があったのですが、日本だったのでダメでした。フィリップスもおもしろかったです。オランダギルダー建てだったので、ユーロに切り替わり、さらにユーロ高になって為替差益がでました。

 IBMを買った時は株主総会資料がおもしろかったです。当時南アフリカではアパルトへートがありました。そこで少数株主からなぜIBMは南アフリカに支店を設けるのかという質問がありました。それに対してIBMで働く黒人に対して一切差別はないし、もしIBMが撤退しても他の企業が進出するだけであると答えていました。

 IBMの研究所で使われる実験動物への配慮はどうかというのもありました。これは動物保護の立場からの意見のようでした。当時の日本の株主総会は総会屋が仕切っていた時代ですから、株主総会資料を見て国の違いにがくぜんとしたものです。

 株式投資の歴史は以前書いた通り40年以上になります。その中で一番最初にストップ高(1日の値上がり上限額)を経験したのが、アラビア石油です。ちょうどオイルショックの時でした。新聞を見たら値段が書いてありません。不思議に思って記事を読むとストップ高だったのです。

 アラビア石油は今はありません。クエートとサウジアラビア政府が株式の半数を所有していました。そして石油の鉱区の使用権の期限がきたので解散したのです。会社四季報で外国政府が所有する会社なのでまさか倒産はないだろうと思って買ったのです。

 おじさんは基本的に損切りはしません。損切りとは損がでた(買値より値下がりすること)ので売却して別の株を買うことです。40年以上の投資生活の中で一度だけ損切りをしたことがあります。家を建てる資金のためです。当時は金利が高かったので少しでも現金で払いたいと思って売ったのです。

 東亜建設をいう会社の株です。なぜ値下がりしたかと言えばイランイラク戦争で現地の港湾施設工事が中断し、その間の経費が膨大になったからです。イランイラク戦争では当時三井物産があの地域で石油化学工場建設を請け負っていて損失がでました。

 三井物産もそのため長く保有していた記憶があります。買いそこねたこともあります。三菱地所といって日本一の不動産会社がありますが。200円そこそこだったので買おうと思ったらあっという間に値上がりしました。ツマクマから怒られました。
 
 いろいろな業界の株式を売買しました。当時はそれほどの値段でなかったのに後に信じられないほど上昇した株もあります。薬品株などもそうです。投資は個人の性格がよくでます。おじさんは慎重の上に慎重な性格なので業界一位あるいは世界的に特殊な技術も持っているなどと言った会社に絞って投資しています。

 IT関連やゲームなどと言った新しい業界には全く投資しません。と言っても銀行のような夢のない業界もいやです。金融関係では損保と証券関係に投資したことがあります。
 
 JALや東電のように国営企業と見間違うような企業でも倒産や倒産に近い状態になったりします。どんなに研究してもやはり株式投資はギャンブル的な不確定要素があると思います。

 良く言われる通り投資は自己責任。投資特に株式投資は余裕資金でというのは事実です。また性格的にカッツとなりやすい人や負けが込むとのめりこむ人、短気な人は株式投資には向いていないと思います。

 ドラえもんで言えば、のびた君のような人が静香ちゃんと夫婦になって相談しながら長期投資をするのが一番でしょう。すねお君はお金持ちなので株式投資をすればさらに利益がでるでしょう。ジャイアンは残念ながら一番投資に向かない性格です。

 明日も忙しそうです。