新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

株価と対ドル相場の行方ー全ては消費税次第

昨日は別荘で草刈りです。今刈っておかないと後でジャングル状態になるのです。今はトウモロコシとさつまいもを植えています。後はイチジクです。

 昨日はそれほどでもなかったのですが、今日は猛烈な真夏日です。しばらく雨が続いたので涼しかったのですが、昨日くらいから暑くなりました。後10日くらいは続きそうです。お盆を過ぎたら少し涼しくなるかもしれません。8月下旬には親類の人や息子が来る予定です。

 さて、今日は500円近い下落でした。以前から書いた通り今の相場は日経平均13500円~14500円のボックス相場です。先週末くらいから上昇したので下落するだろうと思っていました。13000円台に突入したのですが、もしもう少し下げるようならまた買いが入るでしょう。

 ところで今回の相場のきっかけはアベノミックスでした。結局第一の矢である異次元の金融緩和だけが効果を示したようです。つまり異次元であるだけにサプライズがあったのです。しかし、その頃も書いたように所詮プラシボ効果(偽薬効果・・効くと聞いて効いたような気分になる)でしかなかったようです。

 日銀がいくら国債を異次元レベルで買い入れると宣言しても今はすっかり効果もなくなりました。アベノミックス最大の効果が株価上昇と円安でした。その株価上昇効果もすっかり消えてしまいました。

 アベノミックス効果で自民党が大勝しましたが、もし今の株価の状況ならあそこまで大勝したか不明です。日本経済はアベノミックスで動いているのでなく、円ドル相場によって動いているのが分かります。安倍さんが何を言っても効果はありません。

 それより円がどうなるかで相場は決まるのです。まさに他力本願相場です。自力では相場を上昇させる手法はもうないのです。

 アメリカの金融政策の動向次第で日本の相場は動いているのです。ということは、日本経済は輸出で持っていて、その輸出は対ドル相場次第ということです。日本の技術が優秀で企業経営が優れているからではなく、円が安くなって相対的に輸出が有利になったので、企業業績がよくなっているだけです。

 今企業は95円から100円の対ドル相場で利益がでるように考えて経営方針を決めています。もし95円を超えて円高になったら一気に企業業績は急降下するでしょう。一方円高で輸入価格が下落し、インフレどころかデフレに逆戻りです。

 これから株価と円相場を左右するのが消費税をどうするかでしょう。もし消費税引き上げをを延期すれば相場は一気に壊れると思います。12000円台に株価は突入するでしょう。その他の矢は相場にはほとんど影響はありません。公共事業を増加すると言っても建設株は上昇しませんでした。

 規制緩和にしても、既得権益団体の応援で自民党が大勝したのにそんな人たちの期待を裏切るわけにもいかないでしょう。TPPにしてもやるしかありません。安倍政権の支持率もどうなるか分かりません。支持率が低下したら党の力が強くなって規制緩和など無理でしょう。

 安倍さんがいつ決断するか分かりません。それまではアベノミックス効果はなくなり、消費税引き上げが全てを決めるでしょう。木曜日からの相場が注目されます。おじさんの予想では明日は買いが入り14200円くらまで値上がりすると思います。

 明日も忙しいです。