国際政治の潮流についてー変化に注目
今日も真夏日です。今日は久しぶりに近くの海へツマクマとドライブに行きました。以前はよく行っていたのですが、最近は行っていませんでした。ドライブした後リゾートホテルで昼食です。
夏休みなので祖父母に連れられた子供が多かったです。それとある塾の合宿勉強会があっていました。ランチメニューでしたが、値段もリーズナブルで味もよかったです。
株価の方はわずかに上昇で終わりました。株価の方も円相場も厳しい状況です。来週はお盆に入るので投資家も夏休み状態になると思います。その間を狙って海外のファンドが売りをかけてくるか見ものです。
さて今日は国際政治がすこしずつ変化してきているのではないかということについて書きます。日本にとって一番大きな変化は米ロ首脳会談が中止になったことです。アメリカの諜報員をロシアが亡命させたことに端を発しています。
この件についてはかなりアメリカは強硬な姿勢を示しています。南米の政府首脳が強制着陸させらりたりしています。これも国際慣例から言えば相当異例です。この問題でロシアとの首脳会談をキャンセルさせるというのはよほどのことです。
オバマ大統領にしたらこれからこんな事件が続けばアメリカの信用が失墜すると考えているのでしょう。ロシアとしてはまさか亡命を認めず引き渡すなどということはできないでしょう。そんなことをすればロシアはアメリカに屈服したとみられて国内でのプーチン大統領の権威はがた落ちになるでしょう。
ところでブロゴスというサイトを見ると、対中包囲網は可能なのかという記事がありました。結論から言えばそれは無理だというのです。おじさんも同意見です。まず東アジアでは無理です。韓国・北朝鮮・香港はまず中国側につくでしょう。
問題はベトナムです。ベトナムは最近中国との交流を復活したと報道されていました。特に中国西南部(雲南省や貴州省など)との間にパイプラインや道路・鉄道などを敷くようです。そうなれば海路ではなく陸路を通して様々な物資が中国に流入します。
これはタイやミャンマーなどにも有利です。大国意識をふかせ、かって宗主国であった中国と仲良くするのは東南アジアの国にとっては不愉快だと思います。しかし、陸続きという点を考えればそう簡単に日本と組んで対中国網を完成させるというわけにはいかないでしょう。最後まで日本と付き合うのはフィリッピンくらいだと書かれていました。
肝心要のアメリカです。オバマ大統領の安倍さんに対する態度と習主席に対する態度の違いはどんな日本の保守派の人でも差があることは認めなければならないと思います。ある雑誌の記事によれば、ロシアは今回の首脳会談でオバマ大統領と習主席との会談の内容を聞きたかったと言うのです。
ロシアも中国とアメリカが緊密な関係を築くことを恐れているようです。もし米中が同盟したら、ロシアや日本は全く歯が立ちません。そんな事態になれば、日ロ同盟という異次元の政治選択があるかもしれません。
かって日独伊三国同盟を結んだ上に日ソ不可侵条約を結んだことがありました。政治の世界では何でもありです。イギリスやドイツでもユーロ脱退を考える可能性があるようです。ドイツではユーロの基本条約に脱退条項を入れるべきだという政党が今回の選挙で勢力を拡大しそうです。
安倍政権が圧倒的な多数の政治勢力に安心して夏休み状態の中で株価・円相場などが動いています。それに国際情勢も底流で動きがあります。のんびり秋を迎えた頃には潮流が一気に変わっているかもしれません。野球でもたった一つのエラーで試合がひっくり返るころもあるのです。
明日は以前勤務した高校の同窓会に行きます。