新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

同窓会報告

今日も真夏日です。毎日暑い日が続いています。今日は日曜日なので教会でした。

 日曜日は原則教会ネタなのですが、昨日同窓会があったのでその報告です。おじさんは地元に帰ってきて(大学卒業後すぐ関西地方の県で5年間先生をしました。)4校勤務しました。

 昨日行った同窓会はおじさんが地元に帰って一番最初に勤務した学校の分です。当時おじさんは27歳でした。子供が一人いました。その学校は県庁所在地にあって、地域2番手の高校でした。地域一番手は旧藩校の流れを組む有名校です。

 赴任した当時新設10年目でした。直前に勤務していた関西地方の高校も新設3年目でした。新設経験を買われたのかもしれません。ちなみに次に転勤した学校も新設2年目でした。

 まだ昭和と言っていた時代です。昨日行った同窓会の生徒さんは、おじさんが一番最初に卒業させて生徒さんだったのです。それでとても仲が良いのです。

 もう生徒さんと言ってもすでに50歳を超えています。毎回同窓会に行くと人生について考えさせられます。昨日数十年ぶりに会った生徒さんは某大手電機企業の技術屋さんだったのですが、早期退職をして地元に帰ってきたそうです。

 マスコミ報道にある通り電機関連企業はどこも大変なようです。それで企業に見切りをつけて秋から花屋さんを開くそうです。奥さんの夢でもあったそうです。うまくいくとよいなあと思いました。

 当時一番仲良しだった生徒さんは苦労して医者になりました。今は立派な医者になっています。医長クラスだったのですが、院長の推薦で管理的な仕事につくようです。詳しいことは分かりませんが、現場で診療をする立場を離れるようです。

 本人の話では一応出世するようです。とても人柄の良い生徒さんだったので、医者としても誠心誠意を尽くし、管理的な仕事についてもメンバーの人とうまくやっていけると思います。

 また別の生徒さんはおじさんに本をくれました。内容は不動産それもアパート管理に関する本です。この生徒さんは市役所に勤務していたのですが、思うところがあって不動産分野に転職しました。

 いただいた本はアパート管理に関する本ですが、自分の体験をもとにして書かれています。その内容から判断すると随分以前からアパート経営をやっていたようです。それで仕事をやめてそちらを本業にしたようです。

 以前同窓会で会った時その話を聞いていたのですが、生徒さんが書いた本を読むとよく研究しているし、文章も読みやすく、物書きとしての才能もあるようです。

 学年幹事の生徒さんは勤務先の企業が合併しました。それはニュースで知っていたのでその後の経過を聞くと意外なことに良い影響があったとのことでした。生徒さんが勤務する会社の方が吸収された形だったから心配していたのです。

 その生徒さんは合併する前に子会社に出向になったのだそうです。合併前の会社なら出向した段階で籍がなくなるのですが、合併先の企業に方針が変更になりある年齢まで籍が残るのだそうです。

 毎回同窓会に行くたびに生徒さん達の人生が変わっていくのを知らされます。それでも同窓会に出れるのはそれなりにうまく行っている生徒さんたちだけです。

 本当に困っているなら同窓会などに出る気にはなれないでしょう。ところで他の3校の同窓会になぜでないかですが、それなりの理由があるのです。今回同窓会に出た次の学校は管理主義のきつい学校でした。

 他の学校の生徒さんから「少年院」とか「軍隊」とか呼ばれるタイプの学校でした。おじさんは教師なのでそれほどでもありませんが、生徒さんは大変だったようです。生徒さんはいい子が多かったし担任もしたのですが、おじさんとタイプの異なる体育会系教師と会いたくないので行かないのです。

 次の学校は県下で一番長い歴史を持つ高校で、卒業生にあらずんば人にあらずという雰囲気です。それで行きたくないのです。最後に退職した高校は担任をしなかったので余りつながりがありません。

 教師であってもやはり自分に合う学校というのがあるのです。明日も所用で忙しいです。