新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

流れが変わりましたねー株式相場

今日も真夏日です。明日からお盆ですが、今年は子供たちも仕事の関係でお盆は長女だけが来るようです。今以前書いた生徒さんのアパート経営に関する本を読んでいます。

 とてもおもしろい内容で後日皆さんに紹介します。今日は最近の株式相場に関するコメントです。参議院選挙も終わり政治の季節も終わりました。今は安倍さんも憲法改正はお休みにして消費税にかかりっきりだと思います。4月頃は消費税を実施するつもりだったのでしょが、風向きが変わったようです。

 ところで今日も株式相場が下落していました。夏枯れだけが理由ではなさそうです。アベノミックスの劇薬としての効果がなくなったのでしょう。年初から始まったインフレ期待はまだ終わっていませんが、異次元の金融緩和が株式相場に与える影響は終わったようです。

 その象徴的な出来事がありました。アベノミックスが発表され日銀総裁が交代し、異次元金融緩和が発表された時、まず値上がりしたのが証券株と不動産株でした。この傾向はあの急落まで続きました。証券界の雄野村ホールデイングスは900円をこえました。

 上昇過程では毎日数十円単位で上昇しました。まるでバブルの時の相場を思わせました。それは証券株だけでなく不動産株も同様でした。倉庫会社の株まで不動産株の連想から上昇しました。おじさんも証券株を持っていたので売却益を出しました。

 証券株の雄野村ホールデイングスが今日一時何と700円割れしたのです。もちろん去年の秋頃は200円~300円台だったので上がりすぎとは思いました。アベノミックスがインフレ期待ならまず起こるのが資産バブルです。

 バブルの時もそうでした。不動産と株式はインフレに一番強いからです。また輸出関連株も上昇しました。おじさんが長年保有していた機械株も上昇過程で売却しました。ところが、その機械株も今日は大幅な下落です。4月からの業績が減額になったからのようです。

 このところ下がれば買いが入り、上がれば売りが入るという流れができていました。ところが、下がっても買いが入らず、午前中買われても午後で売りがでる状況です。

 今に上がるだろうと先週から買っていた人はすでに損失がでているようです。そのためますます買いが入らなくなりました。歯車が逆回転しているようです。ボーナスシーズンも終わり株式投資熱も冷めてしまったようです。

 いつも行く本屋さんの展示でも株式を全面に出すコーナーはなくなりました。週刊誌などでも株式を取り上げなくなりました。消費税が上がっても、延期になっても株式相場の値上がりにはつながらないようです。

 今のところ大きく相場が上がる材料がなくなってしまいました。夏相場はこのまま13500円台でずるずる行って、本格的な相場展開は秋の消費税の動向とアメリカの出口政策がどうなるかで決まるでしょう。

 まあ長期投資を旨とするおじさんにはどうでもよいことです。明日は一応お盆なのでのんびり過ごします。