いよいよ9月相場です。-株価変動の要因分析
今日は一日晴天でした。気温は高いのですが、秋らしいさわやかな天気でした。今週から授業も再開しました。学校自身は2日から始まっていたのですが、おじさんは昨日が9月最初の授業でした。
前期後期の2学期制の学校なので来週から前期の期末考査です。問題の方はほぼ完成しました。9月の授業分だけまだ問題を作っていません。来週中には問題・解答用紙・模範解答を作らなければなりません。これから忙しいです。
今日は今週初めから株価が上昇していたので200円近い下落でした。上がりすぎに対する調整でしょう。以前は13500円から14500円の間のボックス相場でしたが、このところはもう少し低いところで推移しています。
13200円くらいから14200円くらいの間で推移すると思われます。ところで以前書いたように、いよいよ9月に入りました。株価変動の要因となるものが山積みです。一つ一つの要因で大きく変動すると思われます。もし最悪の結果になると短期12000円台に突入ということになります。
まず最初の相場変動の要因はオリンピック招致です。以前はこれが株価に大きな影響を与えるとも思えなかったのですが、安部さんが招致にのめり込んでしまったため、政局にも大きな影響を与えそうです。
招致はプラス要因は少なく招致失敗の場合の下落要因が大きいです。今は招致成功という方向で進んでいるので、サービス関連や建設関連の株が上昇しました。しかし、予想だけで上がったのですでに上昇は止まっています。
招致に成功しても、予想通りということでせいぜい上昇幅は300円くらいということになるでしょう。なぜならオリンピック景気が本格化するのは随分先だからです。期待先行ということで一時上昇しても9月終わりには元に戻るでしょう。
招致失敗だと一気に失望売りがでるでしょう。多分500円くらいの下落になると思います。それ以上に安倍さんがオリンピックに前のめりになったおかげで、国内問題特に原発汚染水問題などが後手にまわってしまいました。これがオリンピック招致にも影響を与えているようです。
招致失敗となれば安倍政権への支持が50%前半にまで落ちるでしょう。それ以上に国内の明るい雰囲気を壊してしまいます。そうなると消費税値上げにも安倍さんが消極的になる可能性があります。麻生さんや甘利さんそれに黒田日銀総裁は値上げを主張しています。
消費税値上げを強行すれば安倍政権の支持率が50%を割る可能性があります。内閣改造を来年夏までやらないと言っていますから、大臣期待組の不満も高まっています。歯車が悪い方に回るとアベノミックスなどあっと言う間に忘れ去られる可能性があります。
次がTPP交渉です。株価には余り影響がないと思いますが、TPPの結果が発表されるとまたまた支持率が下落する可能性があります。特に交渉内容が族議員にとって不満なものになると、党内に波が立ち始めます。
政局が不安定になるとこれも株価下落の要因になります。海外ではシリア情勢がカギになります。アメリカはシリア攻撃を考えているようですが、支持する国は少ないです。イラク戦争で懲りているのか、日本も積極的な支持を与えていません。
もっとも株価にとって良いのはオリンピック招致に成功し、国内で明るい雰囲気が作られ、それに乗じて消費税を値上げし、アメリカがシリア攻撃を思いとどまるか、短期間の攻撃で終了し、シリア政府がアメリカ非難声明を出すくらいで終われば株価は不安材料が解消したのを好感して上昇するでしょう。
その場合は15000円台くらいまで上昇する可能性があります。相場は流れです。短期的な流れと長期的な流れがあります。短期的には上述したような方向で、オリンピック招致次第で高値14800円(成功した場合)安値12800円台(失敗した場合)ということになります。
長期的には流れが安倍政権に追い風(招致成功・消費税値上げ・TPP成功)になれば年末には16000円から17000円まで行くでしょう。安倍政権の存立自身が不安定(招致失敗・諸費税値上げ延期・TPP失敗)になれば年末は11000円まで下がることになります。
これにアメリカの出口戦略とシリア介入の成否が変動要因として加わります。全て成功なら18000円まで行くし、全て失敗なら10000円台まで下落し年度当初と同じ水準になるでしょう。
長期投資の場合は、静観すればよいのですが短期のスパンで投資している投資家はどきどきしながら変動要因がどうなるか見なければなりません。全て失敗・全て成功と言う可能性は50%以下でしょう。ある部分は成功・ある部分は失敗で結局ボックス相場が持続するということになるかもしれません。
いずれにしても9月から10月は毎日のニュースから目が離せません。明日はのんびり過ごします。