オリンピックに関する雑感ーポストオリンピックまで視野に入れて
今日は朝から別荘の整備に出かけました。今年最後の草刈りです。今年は夏が余りに暑かったので今まではあまり使っていなかった除草剤を使いました。
それから半月以上経過したのですでに一部では草が生えていました。今年はこれ以上草刈りをする時間的余裕がないので、後は伸び放題にして冬枯れを待つしかありません。別荘では後はサツマイモの収穫があります。
さてオリンピックは東京に決定しました。2020年の開催なのでその頃おじさんは72歳になっています。70古来稀なり(古希)を超えるので、そもそも生きているかどうかも分かりません。
それに72歳になってオリンピック見物でもないので、今盛り上がっている方には申し訳ないのですが、あまり関心はありません。おじさんの住む地方は東京からはるか離れているし観光地でもないので、オリンピックの影響はなさそうです。
昔は10年ひと昔と言われたものです。今は5年が時代の変化の区切りのようです。3年ともいわれます。5年前の携帯など今では骨董品扱いでしょう。スマホがあれだけ流行するなど考えられませんでした。
ですから2020年オリンピック開催の時日本がどうなっているなど想像もつきません。東電の汚染水問題にはじまり福島の原発廃炉問題も2020年にどうなっているのでしょう。南海地震・富士山噴火、関東大震災などの可能性もあります。
以前80年国家衰退説を書いたことがありますが、戦前もオリンピック東京開催が決定したのに、日中戦争の影響で中止になりました。日中の対立激化が2020年に最高潮に達している可能性もあります。
悲観論ばかり書きましたが、舞い上がっている一部国民にこのような冷めた意見も必要でしょう。おじさんにとって最大の関心は株価です。
今日はさっそくおじさんの持ち株(建設株)は年初来高値を更新しました。終わり値で前日9%アップでした。これからオリンピック景気で建設が進むと予想されたからでしょう。もちろんそんなうまい話ばかりではありません。ただでさえ復興関連で労賃も建築材料も値上がりしています。
これに景気対策の公共事業とオリンピック関連工事が加わればさらに労賃や建設材料の値上がりがあるでしょう。インフレ傾向に拍車がかかれば株価全体が値上がりする可能性もあります。
今回のオリンピック招致で国民は明るい気分になっているので、それに乗じて安倍さんは諸費税値上げをするでしょう。今やらなければ今後値上げは難しいでしょう。なんだか気分が盛り上がっているので、3%の値上がりで消費が減退することはなさそうです。
ただ金利上昇の可能性は高いです。インフレ期待で資金需要が高まるでしょう。2020年以降の話をするのも変ですが、その後一気に不況へ進む可能性があります。なぜなら2020年まで盛り上がった需要が一気になくなり、(特にオリンピック景気で膨らんだ建設関連の需要がなくなるから)同時に高齢化率がさらに増加するからです。
今盛り上がっている方にはお気の毒ですが、日本が移民政策をとらない限り、2020年の東京オリンピックは戦後日本の最後のフィナーレを飾るイベントとなるでしょう。
明日は試験問題の完成を目指します。