新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

半沢直樹と金八先生ー感想と意見

今日も晴天です。と言ってもさすがに9月下旬なので乾燥した秋空です。今日は午前中庭の整備です。花が終わったので、野菜をいろいろ植えました。内容は種まきです。人参・大根・玉ねぎ・小松菜などです。

 もちろん中心はツマクマで、終わった頃には疲れてしまいました。それで午前中は終わりです。午後はネットを見たり、採点をしたりして過ごしました。

 株式相場は相変わらず買い意欲が強く、一時は100円以上の値下がりだったのですが、終わり値ではほぼ前回終わり値と同じくらいでした。消費税値上げが来週あたり正式に発表されるし、配当落ちを控えているので、動きはあまりないと思います。

 消費税値上げもすでに織り込み済みだと思われます。もし有りえないことですが、消費税値上げ延期などとなったら大幅安でしょう。300円以上の値下がりだと思います。ヤフーブログなどでは消費税値上げ反対の書き込みが相当ありますが、所詮遠吠えにしかすぎません。

 まあ庶民にできることとしたら、せいぜい安倍政権の支持率を下げることくらいでしょう。今日書くはずの半沢直樹の倍返しといったところでしょう。

 さて今日はドラマ半沢直樹について書きます。実はおじさんは最終回しか見ていないのです。子供たちは皆見ているようですが、おじさんはあまり興味がありません。結末も思いがけず常識的なものでした。あの番組は企業版水戸黄門です。

 つまり正義を振りかざして悪代官を懲らしめるというパターンです。水戸黄門と違うのは、上から目線でなく、下の者が上位者をやっつけるという痛快感がサラリーマンに大受けするのでしょう。

 よく言われるように当事者にはあまりおもしろくないものです。警察ドラマを本物の警察官が見ても、捜査はあんなものではないよと思うし、医療ドラマでもお医者さんはあんなにうまくはいかないよと思うでしょう。

 おじさんも教育現場を題材としたドラマはほとんど見ません。金八先生もそうでした。現場の方は皆さんおわかりだと思いますが、どこの現場でも正義を振りかざして、独断専行する人は嫌われるものなのです。

 本人は正義の味方だと思っているのでとても困ります。もし日本中の先生が金八先生を見習ったらどうなるでしょう。管理職はほとんど保護者からのクレームの対処で倒れてしまうでしょう。おじさんが学年主任であっても、金八先生のような突出した行動を取られると困るのです。

 どこの現場でも、ほとんどの構成員はごく普通の平凡な人間です。一人だけが正義漢にかられて何かをし、それと同じことを求められても困るのです。教員の世界ではほとんど規則に触れるような悪徳上司はいません。とくに金銭的な面では0に近いです。

 教育現場ではお金などほとんど縁がないからです。授業の進め方についてもみんなで協議しますから突出した動きはできません。ところで銀行はどうなのでしょう。そもそも民間企業は利益をだしてなんぼのもんやというところではないのでしょうか。

 教育現場特に公立学校の場合、正義が全てです。と言っても公立学校における正義は法と規則(校内規定)に則ったものです。銀行の場合、自行の利益と貸出先の利益とが相反する場合も多いでしょう。

 ただコンプライアンスというのが今厳しくなっているので、銀行と言えども悪辣なことはできないでしょう。現代社会のように不満が鬱積している時代ではあのような下剋上のようなドラマが人気を得るのかもしれません。

 最終回を見ただけですが、主人公が余りに感情的すぎて嫌味なところもありました。あの俳優さんはクールなところが好きなのですが。ちなみにあの俳優さんを知ったのはNHKの新撰組に出ているのを見てからです。

 ドラマが社会で話題になるのもおもしろいことです。まああれで放映したテレビ局が儲かるのならおめでとうございますと言ったところです。続編も作れそうです。イメージとしては「課長島耕作」みたいなシリーズになるかもしれませんね。

 部長・取締役・専務・頭取と連続出世ドラマもいいかもしれませんね。今日は珍しくテレビドラマについて書きました。明日はツマクマの所用に付き合います。