自民党保守派と共和党茶会について
今日は午前中とても寒かったのですが、午後からは温かくなりました。今日は午前中は授業の予習をして午後から近くのイオンへ行きました。厳密にはイオンの中にあるユニクロに行きました。
物価水準が日本と比べ物にならないので、相当な利益が出ていると思います。日本の経常収支も貿易収支は赤字ですが、海外からの送金などで黒字になっているのがよく分かります。
もし日本が海外での生産をせず国内生産だったら大変な経常収支の赤字になっているでしょう。さて、先日自民党が憲法改正の国民投票の年齢を20歳としたため、公明党が反発し国民投票法案の成立が危ぶまれています。
アメリカ共和党の茶会グループによく似ています。一種の原理主義です。アメリカの茶会グループも自民党の保守派もリベラルを否定しているのです。アメリカの場合ですと、アメリカの伝統である自主独立を基本理念としているのです。
つまりオバマケアーのような政府が国民を支援するのはおかいしと考えるのです。自分のことは自分ですべきだと考えているのです。日本の自民党保守派の場合、現状維持あるいは過去の伝統に戻ることを主張しているのです。
この場合現状と言うのは取りあえずで、本来はさらに以前つまり敗戦以前の日本に戻したいのでしょう。そうなると経済をそんな時代に戻すのは無理です。海外に進出している企業を日本に戻したりしたら、企業経営が成り立たなくなるでしょう。
それでもっとも保守派として取り上げやすい家族観に注目したのだと思います。今回の婚外子の判決に反対するのもその一環でしょう。また20歳という現在の成人年齢を変えることにも反対しているのだと思います。TPPが本格化し農業などで大幅譲歩しているのが分かればそれにも反対するでしょう。(農業は日本の伝統の原点ですからあ)
対中・対韓についても強硬姿勢を貫くと思います。このような姿勢を貫くのはやはり一定の支持があるからでしょう。共和党茶会グループの場合と共通していると思います。つまりふわふわした無党派の支持でなく、少数ではあっても強固な支持層を獲得したいと思っているのでしょう。
今回の総選挙ではリベラルが敗退しました。その反動で保守派が無党派層の支持を得て大量に進出したようです。日本の選挙の場合小選挙区ですので、強固な地盤があるのは絶対的に有利です。保守派の地盤はそう簡単にゆるがないからです。
そうなるとより保守的な傾向を強める方が注目されるのです。保守派の主張はさらに過激になるでしょう。そのうち戸主制度や家督相続まで戻るかもしれません。婚外子の問題から姦通罪も復活させたいのかもしれません。共和党の茶会グループの主張でも分かるように、そんな時代が来たらとても息苦しいでしょう。
伝統に従って生きる人にはうれしいでしょう。しかし、自由にのびのび生きたい人には生きにくい時代になると思います。今保守的な若者が増えているようですが、家族の桎梏がしがらみのようにからみついた時、始めて現代の自由な生き方の喜びを知るでしょう。(就職や結婚の条件として親の許可が必要となった時を考えてみてください。)
最後に保守派の人がどんなに過去の家族を守ろうとしても、家族制度自身が溶解している現在不可能なのです。そもそも独身者がどんどん増える時代、家族すら成立しなくなっているのです。親も死に兄弟もなく配偶者も子供もいない人が膨大な数に将来登るでしょう。
明日はのんびり過ごします。