新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

最新GDP発表値について

今日は午前中は雨が少し残ったのですが、午後からは晴れてきて温かくなりました。午前中は授業で夕方からお客さんがくるので今これを書いています。

 円が100円台に近付いたので株式相場も15000円台に乗せているようです。今株式市場の商いの中心は海外の投資家です。アメリカもヨーロッパも低金利政策でお金が有り余っているので、それが少しでも有利な市場を求めてさまよっているようです。

 アメリカの景気が持ち直しているのと、金融緩和の終わりが先伸ばしになりそうなのでアメリカの株式市況が好調のようです。アメリカの場合、株式投資をしている人の割合が高いので、株式市況が上がると、個人消費も伸びるようです。

 それで円安ドル高が続いているようです。おじさんの保有株は相変わらずです。いつも書くように売却した株がどんどん上がっています。売れば上がり、買えば下がるという相場の格言の通りです。

 さて今日は7~9月期のGDPが発表されていたのでそれについて書きます。数値をどのように見るかは人によって違います。全体としてはわずかですが上昇していたようです。それでも一時ほどの伸びはないようです。

 GDPの数値で一番伸びているのが公共投資です。4.8から6,5ですから相当な伸び率のようです。事実おじさんの住む地方でもあちこちで公共事業をやっています。おかげで資材は値上がりするし、労賃は上がるし、職人さんは不足するしで、建設会社は利益が減少しています。

 おじさんは某大手建設会社の株を持っているのでがっかりです。今回の上昇相場にも乗りそこないました。それに次いで伸び率が高いのが住宅投資です。こちらも0,4から2,7に上昇しています。消費税値上がりの影響でしょう。

 問題はこの二つは永続的なものでないということです。公共投資もそんなに増やすことはできません。また住宅投資も消費税が値上がりした後は需要が激減するはずです。

 日本の場合、永続的な経済成長には輸出と個人消費が伸びなければならないでしょう。それなのに、個人消費は0,6から0,1へ、輸出は2,9から-0,6となっています。個人消費は一時アベノミックス効果で高額商品が売れたのですが、その効果もなくなりました。

 5月で株価の調整がなされ、それ以後買った人はそれほどの利益はでていないはずです。去年の11月から今年の5月までの上昇が異常だったのです。すでにアベノミックスの目玉である異次元緩和の効果はなくなりました。金利が下がったからと言って銀行からお金を借りて設備投資をする状況ではないのです。銀行の好決算も本業の貸出で稼いだのでありません。

 設備投資は1,1ともともと低かったのに、今回は0,2と完全に止まってしまっています。この流れはこれからどうなるのでしょう。まず個人消費はボーナスの伸びが期待されるので、年末にかけて少し伸びる可能性はあります。
 
 消費税値上げの後大きく消費が減少する可能性もあります。一番注目されるのが円相場です。もし円安がさらに進むようなら輸出産業にとって有利でしょう。ただあ103円を超えて円安が進むとは考えがたいです。100円の壁をどこまで超えるのかが注意点です。

 おじさんも103円で大量のドル債券を抱えています。それ以上になると大幅な利益がでます。円相場にはおじさんも注目しています。

 明日はいよいよ中間考査問題の完成を目指します。