新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

国政は右(保守)、地方政治は左(変革)

今日は晴天でした。午後からは温かくなりました。今日は午後から授業でした。株式市況はまた動き出しましたね。

 おじさんの持ち株は日経平均が大幅上昇したのに比べてさっぱりです。数円単位の値上がりです。以前書いた通り売った株は今日も信じられないほどの上昇です。リーマンショック以前どころかバブル初期くらいまで値上がりしました。

 買値の倍近くまで上昇しました。まさに死んだ子の年を数える状態です。と言って今回買った株を売ると多分同じことになるでしょう。辛抱強く待つしかありません。

 さて今日は証文の出し遅れのようなテーマです。本当は月曜日に書くべきだったのですが、忙しくて書けませんでした。その後別のテーマを取り上げてきましたが、今日は国政の流れと地方政治の流れの違いについて書きます。

 国政については御存じのように安倍政権の支持率は高く、自民党支持率もダントツです。仮に最高裁が選挙やり直しの判断を下しても自民党の圧勝でしょう。維新の会の評判が落ちているので、さらに自民党議席が増えるだけです。

 ところが、地方政治は全く真逆なのです。川崎市長選挙に続いて福島市長選挙でも既成政党が応援する候補が敗れました。福島市長選挙の場合は現職でその上既成政党がこぞって応援するのですから、本来負けるはずのない選挙なのです。

 ところが新人候補に圧倒的な差で敗れてしまいました。報道によれば福島県内の主要都市で、現職が新人に敗れているようです。沖縄でも基地移転をめぐって保守が分裂してどうも現職の県外移転推進派の市長が勝利しそうです。

 福島市長選挙でも川崎市長選挙でも既成政党が支持した候補者が破れているところを見ると、無党派層が現職にそっぽを向いたのでしょう。

 国政は右と書いたのは、保守・現状維持という意味です。経済は以前より改善されつつあるし、外交でも日本が強く出ることで自尊心を満足させている人が多いのでしょう。特に近隣の韓国や中国に対して、これまでの政権が妥協し過ぎていると感じているのでしょう。

 それで内閣支持率が高いのだと思います。逆に地方に目を向けると、疲弊が進んでいます。東京・名古屋などの大都市以外は相当厳しい状況なのだと思います。アベノミックスも所詮は輸出中心の大企業か株高で利益の出た金融関係企業だけだと思います。

 そのような企業があるのは大都会だけです。地方では全く恩恵はないと思います。中小企業は円安で輸入価格が上昇し(ガソリンや電力料金など)それなのに大企業への納入代金はねぎられていると思います。また消費税アップで地方にいる高齢者は大変だと思います。

 首長を変えたからと言って大きな変化はないのでしょう。しかし、これから3年近く国政選挙はないのですから、せめてうっぷん晴らしに現職を落選させているのかもしれません。

 左というのは変革・変化です。維新の会の橋下さんでさえ支持率が50%を割ってきました。次の地方選挙では今度は逆に既成政党の応援する新人に敗れる可能性がでてきました。橋下さんより府知事の松井さんの方が支持率が低いので、落選する時は一緒でしょう。

 安倍政権もアベノミックスが効果を失えば支持率が低下するでしょう。上手の手から水がもれると言うように、経済で支持率を上昇させたのに、経済で支持率が低下する可能性があります。

 無党派は浮草のような存在です。70%近くあった橋下さんでさえ50%近くまで20%ダウンしたのです。これを安倍さんに当てはめると、60%近い支持率が40%まで急落するようなものです。山高ければ谷深しで、人気が高いほど一旦落ち始めると下落のスピードが速いです。

 自民党でもそのことは分かっていて頭を悩ませているようです。これからの地方選挙の行方が注目されます。明日も授業です。