韓国への経済制裁がもたらすもの
今日は肌寒い一日でしたが基本は晴天でした。今日は明日の授業の予習と教会の書類の整理をしました。
株式市況は一服と言ったところです。円安も一段落のようです。株式相場は明らかにアベノミックスでも異次元緩和でもなく、円相場で動いているようです。結局日本経済は海外頼みのようです。海外のファンドが円売り株買いをすれば相場は上がるようです。
それに日本の個人投資家が振り回されているようです。思いっきり引き挙げて一気に円買いにでれば、株式相場は一気に下落するでしょう。海外の投資家はすでに株式を先物などで売っていて、売りのチャンスを狙っているのかもしれません。
まもなく12月の相場入りですから今週の動きが注目されます。さて、今日は韓国への経済制裁問題を取り上げることにします。日本のマスコミもブログなどのサイトも目の前の慌ただしい動きだけを追います。最近の国際問題で言えばやはり中国の防空識別圏の問題でしょう。
ところが今は北朝鮮に関する報道はすっかり影をひそめました。逆に韓国との関係が取り上げられています。韓国に経済制裁を加えるべきだとの意見まで出ています。韓国経済は日本が締めあげたら崩壊するとまで言う意見があります。
翻って考えると、韓国経済が崩壊し韓国社会が大混乱になって喜ぶのは誰でしょう。もちろんそれを仕掛けた日本が一番でしょう。生意気な韓国をブチノメシテすっきりするかもしれませんが、同じくらい喜ぶのは北朝鮮です。
日本憎しで韓国は北朝鮮との対決をやめ同じ民族同士ということで手を握るかもしれません。中国も大喜びでしょう。日本から制裁を受けた韓国は中国に助けを求めるしかないからです。もともと中国は韓国の宗主国として君臨してきたので、韓国には中国を頼ることにそんなに抵抗はないでしょう。
今中国が覇権的な態度に出てきているのでチャンスです。防空識別圏の問題では韓国も中国を非難しています。歴史問題を棚上げして、この問題だけに絞ってまず連携するのが一番です。
韓国の国民性は中国とも日本とも違っています。おじさんの中国での体験から言ってもそう思います。簡単に言えば中国と日本に対抗意識を持っています。中国はかっての宗主国だし、日本はかって併合された相手です。複雑な気持ちを持っているでしょう。
今は日本も韓国も資本主義国家ですから、表立って対決できませんが、歴史問題については妥協するのが難しいと思います。韓国は有名な恨(ハン)の国です。簡単に過去の恨みを忘れないでしょう。
日本人のように過去を水に流すという発想はなさそうです。その点を踏まえて、歴史問題を棚上げにして、取り合えず協力できるところで協力するという姿勢が一番でしょう。
記念碑問題で日本の高官が当該人物を犯罪者扱いするのはもっともまずいやりかたです。と言っても対外強硬派の多い日本政府では難しいでしょうね。
仮に日本が経済制裁をしても韓国は日本に屈しないでしょう。国難ということで逆に国民が団結する可能性があります。経済のためにメンツを捨て、日本に頭を下げて制裁を解いてもらうより、前述したように中国の影響下に置かれることを受け入れる可能性が高いです。
今日本は円安株高で自信を取り戻していますが、好事魔多しの言葉通り、それに安住していると大変なことになる可能性があります。またまた素人外国評論家のたわごとでした。
明日は授業で、午後はツマクマの所用に付き合います。忙しい一日です。