財政赤字問題はどうなったのでしょう。
今日は午前中は曇りだったのですが、午後からは本格的な雨になりました。今日は午前中は中間考査前最後の授業でした。これでやっと試験範囲まで授業が済みました。
試験問題は今日の授業まで進むことを前提に作っているので、風邪などで授業ができないと困ったことになります。まずは一安心です。
株価は昨日に続いて続落でした。買い上がる場面もあったのですが、やはり15500円台になると売りがかさむようです。今週はまだ明日と明後日があるのでどのような場面展開になるか注目されます。
やはり円相場次第のようです。企業業績も円安効果が大きいのでこの柱が崩れたらあっと言う間に株式相場も下落すると思います。いつも書いているように、アベノミックスも異次元緩和もすでにその効果は5月で終わっています。今の相場は為替相場次第です。
さて今日は余り最近話題にならない財政赤字問題について書きます。消費税値上法案が通過してから、何だか財政赤字問題が解決したような雰囲気があります。マスコミも特定秘密保護法案一色です。世論の動向は有る程度やむを得ないというところです。
ところで異次元緩和の元で金利が上昇するかと思われたのですが、取りあえず大きな金利変動はないようです。これはインフレではなくデフレがまだまだ続くと考えられているのでしょう。円安下でも輸出もそれほど増えず内需の盛り上がらずでは、企業が設備投資をするとは思えません。
2020年頃には確かに東京オリンピック景気が盛り上がるでしょうが、同時に団塊の世代が70歳代に突入します。もうこのころには働いている団塊の世代はほとんどいません。となれば年金の不足分を預貯金の取り崩しで補うでしょう。
団塊ジュニアーも40歳代後半から50歳代に突入します。もう需要が増える年代ではありません。老後に備えて守りに入る時代です。ただ団塊の世代ほど預貯金はできないし、定年になっても退職金なども団塊の世代に比べて相当少ないと思います。
2020年には国債を買い入れる原資になる銀行預金も相当減ると思われます。同時にオリンピック景気で資金需要が盛り上がって、金利が上昇したら財政赤字は危機的な状況になると思います。その間社会保障費は増加し続けるでしょう。おまけに国際情勢の緊張から防衛費の増額も考えられます。
いつも書いていますように、遠き慮りなければ近き憂いありです。将来何とかするでなく、今すぐ財政赤字解消に取りかからないと大変なことになりそうです。
明日は所用で一日外出です。