全てはアメリカ経済次第
今日も温かい一日でした。一時は真冬並みの寒さだったのですが、すっかり寒さもゆるんできました。今日でやっと成績処理も終わりました。成績は定期考査の点数でけで出すのではありません。
成績を出すやり方は学校によって異なります。学校ごとに教務規定というのがあってそれに則って行われます。多くの学校では中間考査はテストの点をそのまま出すようです。ところがおじさんの学校は小テストや提出物を成績に加味するようになっています。おまけにこれまでの試験の点数も加味するのです。
まあそんなわけで結構時間がかかりました。後はコンピューターに入力するだけです。と言っても以前の点数入力の際入力ミスがあって生徒さんから指摘されました。チェックはしているつもりなのですが、根がドジなのでよく失敗をします。
さてこのところ株価の下落が目立ちます。昨日も300円以上下落し、今日も200円以上下落しました。前にも書いたように日経平均15500円を超えると危険水準に入るようです。今日の終わり値は、もう少しで15000円割れのところまで来ました。
原因は円高です。と言っても対ドル100円ちょうどの時も今と同じくらいの水準だったので、やはり株価だけが行き過ぎたので、その調整だと思います。今回の下げでも分かるように、日本経済はアメリカ次第ということになります。
すでに投資家の間でアベノミックスを材料にする人はいません。もちろん異次元緩和など昔の話になってきました。安倍さんが登場し、大胆な経済政策を打ち出した時はそれなりの効果があったのですが、今では危惧したとおりプラシーボ(偽薬)効果しかありませんでした。
何だか景気が回復しているように感じるのは輸出産業を中心に円安効果がでたからでしょう。と言ってもそれは大都市の話です。さらに言えば大都市の大企業勤務者だけの話です。地方や中小企業には全く無関係です。中小企業に勤務する人に聞いても景気のよい話はありません。
安倍さんの公共事業のおかげで人手不足にになり、派遣者社員やアルバイトの人の時給は上がっているようです。おじさんの街でも公共事業だらけです。しかし、それもそんなには続かないでしょう。
日本の場合、高齢社会になって内需は長期間にわたって、あるいは永遠に上向かないと思います。となれば輸出しかありません。それもアメリカ向けの輸出次第です。確かに中国や韓国への輸出も増えましたが、ほとんどが部品の輸出だそうです。
それを韓国や中国で組み立ててアメリカへ輸出するのだそうです。ですからアメリカ経済が下降すると、もろに輸出に響いてきます。ある記事を読むと、アメリカの過剰消費がだんだん減少してきていると言うことでした。
オバマ政権の動きをみると、次第に国内回帰へ進んでいるようです。簡単に言えば世界中に米軍を展開する経済的・政治的余裕がなくなったのでしょう。アメリカの赤字財政がこれ以上世界にかかわることを許さないのだと思います。
米中が衝突すれば中国経済は崩壊し同時に米国経済も崩壊するでしょ。日中軍事衝突も同様です。GDP1・2・3位の国が軍事衝突すれば世界経済の終わりの始まりです。
一つだけ具体的な例を上げれば、米中軍事衝突になった時、中国が保有するアメリカ国債を市場で売却すればドルは大暴落するでしょう。もちろん中国も大変な経済的被害を被りますが、それ以上にアメリカの国家財政は破たんします。膨大なアメリカ国債を保有する日本も一緒に破たんするでしょう。
明日は授業です。