新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

シニア冬の時代ー負担増が待ち構えています。

今日は久しぶりに晴天になりました。午前中はだらだら過ごして午後から授業でした。今週は明日まで授業があります。その後は3回授業があって冬休みです。

 株価はこのところ調整局面です。昨日も書いたように15500円を挟んでの展開です。この数日値下がりしたので、そろそろ反発するでしょう。

 昨日のテレビニュースでも報道していましたが、シニアにとって来年は大変なようです。まず消費税ですが、これはシニアだけではありません。国民全員ですから仕方ありません。

 次は年金の減額です。今回も年金額が削減されました。来年になっても残り2回程度削減があるようです。これはデフレで本来減額しなければならないところを減額していなかったので、その分を今減額するようです。

 年金額が少ない人ほどダメージが大きいでしょう。100万円で1%だと年間1万円です。年金が月8万円ちょっととして、減額は800円ちょっとです。200万円の人は月18万円として2万円だと月1600円です。

 月18万円だとまずまずの生活ですから、1600円くらい昼食を節約すればくらいです。ところが8万円となると、100円単位でも苦しいと思います。

 次は70歳以上の医療費の引き上げです。今は1割負担ですがこれから70歳になる人は2割負担になります。1割ですが、重い病気の人や慢性病の人は結構負担が大きいと思います。

 さらに軽自動車の税金値上げです。シニアの大部分は軽自動車に乗っています。特に地方在住者は軽自動車が命の綱です。おじさんの別荘のある街は一応○○市という街なのですが、別荘のある地域には病院はありません。スーパーもコンビニもありません。市が走らせている福祉バスがあるだけです。

 おまけに集落を通っている道は自動車がすれ違えないほど狭いです。ですからシニアの人には軽自動車が命綱なのです。また農村部なので畑仕事にも軽トラックが必要です。ところが、地域の人は農業に従事したりしていて年金はとても少ないです。

 1,5倍の軽自動車の税金の値上げは先の負担増と一緒になって地方のシニアを苦しめるでしょう。まあ政府は取りやすいところから取るのがモットですから、当然でしょう。

 一方都会の大企業サラリーマンはアベノミックスのお陰を被っています。一番恩恵を被ったのは株を持っていた人です。アベノミックスはインフレを目指しています。インフレとは物価高です。年金は下がるは、医療費負担は増加するは、軽自動車税は増えるは、物価は上がるはではシニアは踏んだりけったりです。

 しかし、シニアの方は何を言っても仕方ありません。なぜならそのような政党を選んだのは自分自身だからです。まさにその責任は我々が取るということになります。

 それがいやなら選挙が先なのでまず安倍政権への支持をやめることです。支持率低下しか安倍政権をけん制する方法はありません。また自民党の支持をやめるのもいいです。別に野党を支持しなくても支持政党なしでいいです。

 何もしなければ今の路線が続くだけです。何をされても安倍政権を支持し続けるのもいいと思います。達観というのも一つの生き方です。預貯金を取り崩して銀行をあわてさせるのもいいでしょう。銀行の原資である預貯金がなくなれば国債が売れなくなります。たとえ日銀が全部買いとってもそれ以上に売りがでるでしょう。

 そうなれば国債金利が上昇するので、シニアが今度は金利の上がった国債を買うというのもいいですね。まああ日本のシニアが我慢強いのでひたすら忍耐し倹約に励むでしょう。

 明日も授業です。