資本主義の未来
今日は午前中小雨でしたが、午後から晴れてきました。今日は午前中授業の予習をして午後からは家の掃除をしました。と言っても一時間程度です。
株式相場は大幅高でした。300円超えの値上がりは久しぶりです。下がれば買われ、上がれば売られる相場が続いています。このところ15500円をかなり割ってきていたのでその反発が来たのでしょう。円安傾向に振れたのが大きいと思います。
木曜日の相場はどうなるのでしょう。安倍さんは安全保障戦略を発表したようです。この先どうなるのか不安です。ところでおもしろい記事があったのでそれについて書きます。
記事では現代の資本主義はグローバリズムと深くかかわっていると書かれています。つまり先進国から人件費の安い途上国へ工場を移し安く生産してそれを先進国へ輸出して企業は利益を出しています。
当然先進国で失業率が上がります。先進国では格差が広がります。大企業に勤務するサラリーマンは海外の工場からの送金で豊になります。一方そのレールから外れた人は貧しくなります。特に工場労働者や単純労働者は貧しくなります。(仕事が途上国に取られるからです。)
途上国で先進国からの工場などで働ける人は豊になります。そこで途上国にも豊かな階層ができ、先進国から輸入するようになります。今はその状況です。また金融緩和でお金が市中にどんどん出回っています。これも現代資本主義の特徴です。
かってなかったほどの低金利が随分長く続いています。かっては預貯金の利子で生きていた人もいたのですが、今頃そんな人はいないでしょう。低い金利でお金を借りてそれを企業活動に活かせているのも現代資本主義の特徴です。
しかし、次第にそれもできなくなるでしょう。まず途上国も豊かになるに従って人件費その他の経費が高くなります。ですからより人件費の安い地域を探して工場を作らなければなりません。
東南アジアでもだんだん難しくなってきています。まもなくアフリカしかなくなるでしょう。ただアフリカは民族問題が政治的不安定さもあって先進国から企業が進出するのは難しいでしょう。
もちろん今日明日に終焉が起こるわけではありません。かってジャパンアズナンバーワンと言われたのに、今はその片鱗はありません。
かって世界を制覇したイギリスはアメリカにとって代わられました。とりあえずアメリカがN01であることに変わりはありません。ただ中国の台頭を見逃すことはできません。先日「経済覇権のゆくえー米中伯仲時代と日本の進路」(中公新書 飯田啓輔著)を読みました。
そこでは中国経済の台頭について書かれていました。そう言えば先日中国が月面探索機を下ろしました。それについても以前書いた通りです。中国の科学技術はある部分では相当進んでいます。
まあ中国崩壊論がブログなどでも盛んに書かれていますが、中国の力をどう考えるかは資本主義の未来を考える上で大きなポイントになるでしょう。
明日は午前中は所用で午後から授業です。