新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

最近の事件についてーある殺人事件に関する考察を中心に

今日は一日雨です。それも冷たい雨が降っています。木曜日・金曜日と多忙でブログを書くことができませんでした。やっと今日これを書いています。

 その間いろいろなことが起こりました。経済ではアメリカがいよいよ金融緩和の縮小を発表しました。その影響でアメリカの株式相場は連日上昇を続けていますし、日本の相場も値上がりしています。円安も進んでいます。

 次は猪瀬知事の辞任です。辞任して当然なのですが、その後任はどうなるのでしょう。猪瀬さんの辞任も数カ月前には予想もしなかった出来事です。やはり、政治家の一寸先は闇です。

 北朝鮮のNO2の処刑なども同様です。安倍さんと一緒にオリンピックを招致した猪瀬さんがあっけなく辞任し、おまけに安倍さんの支持率もどんどん下がっています。お仲間の読売新聞も産経新聞も支持率下落を報じています。以前自民党政権が下野した時も、最後は読売新聞や産経新聞でも支持率の下落が報じられました。

 今日の中心は「餃子の王将」の社長さんの射殺事件です。総会屋が跋扈したかっての日本では経営トップが狙われたことがありましたが、最近企業トップが狙われるのはまれです。とくに今回の事件の場合、どうもプロの犯行のようです。急所を狙って小口径(22口径)のピストルを使ったようです。

 22口径のピストルはおじさんも大昔(30年くらい前)アメリカで撃ったことがありますが、反動がほとんどなく音も比較的小さく使いやすいいものです。威力が弱いので急所を狙わなければ相手を殺すことができないので、よほど近づかなければ訳に立ちません。

 逆に相手のすぐ近くで発砲するのは素人には無理です。なぜなら初めて拳銃を使って人を撃つとなれば当然ですが、できるだけ相手から離れたところで使いたいと思うのが人情です。

 暴力団の抗争事件などでは余り22口径の拳銃が使われることはありません。なぜなら遠くで撃ち合ったりするとき効果が薄いからです。22口径の弾の先端つまり、飛んでいく部分はちょっと大きめのボウルペンの先くらいなのです。

 今回の拳銃は昔暴力団が使っていたトカレフとは全く違います。また薬きょうが残っていたということは回転式けん銃ではなくオートマチックつまり自動拳銃ということになります。ある方も書いていましたが、22口径の自動拳銃で暗殺に使う拳銃があります。

 アメリカ製でアメリカンルガーと呼ばれるものです。警察は使用された拳銃について発表していませんが、古いガンマニアの人なら皆すぐに気がついたはずです。ルガーと言うとドイツ製が有名で、ドイツ軍が使っているやつがありますが、それとは全く別です。

 もうひとつ22口径で発射音がほとんどしないものにスタンダード社の拳銃があります。たしかハイスタンダードと呼ばれたていたと思います。これももし知っている人がいたら古いガンマニアです。実はこの拳銃は数十年前までアメリカ空軍の偵察機パイロットが持っていたものです。

 音がほとんどしないのが特徴で、偵察機パイロットが撃墜され、敵地から脱出する時、敵に悟られずに敵を倒せるよう開発したものです。今回の事件も早朝の静かな時間帯にも関わらずほとんど音がしなかったようです。

 ただもし上記の二つの拳銃が使われたとしたら間違いなく大きな組織の犯行です。ちまちました街の暴力団が入手できる拳銃ではありません。アメリカに直接買い付けにいかなければたとえ闇であっても国内で流通する拳銃ではありません。それに中古しか手にはいらないのです。

 それを使いこなすとなれば、使い手を海外から連れてこなければなりません。もうひとつ思いついたのは旧ソ連や中国で開発された消音銃です。これも特殊なもので暗殺用です。これを使った可能性もあります。

 京都府警も警察庁(これだけの事件ですから、当然乗り出していると思います。)と協力してやっていると思います。もしおじさんの見通しが正しいとするとすでに犯人は、海外に逃亡しているでしょう。

 早朝京都で犯行を犯しているので、その足で関空に急げば午後には海外に出ることができます。警察もその線で出国者を探しているでしょう。もちろん成田へ行くこともできます。地歩空港の場合、出国者が少ないので特定される可能性があるので、大きな空港を使っていると思います。

 逆に関空成田にすぐ手配が回ることを考えて、一旦国内線で地方空港(名古屋や福岡)へ言ってそこから乗り継ぐ可能性もあります。警察はもちろんそのことも十分考えているでしょう。

 まるで映画やテレビのドラマのような事件でした。明日は教会のクリスマスです。