某殺人事件再考ー25口径拳銃の意味
今日は晴れたり曇ったりと変な天気です。今日は午前中は家の掃除で、午後からはこれを書いて後年賀状を書く予定です。
今日は相場もサイトも皆休みなので、記事だけ書くことにします。先日京都府の射殺事件の拳銃が22口径と書きましたが、警察発表では25口径でした。それに発射音がしなかったということで消音器のような物を使ったのではと言われていました。
これも発射音を聞いたという近所の人がでてきて訂正されました。最近おじさんも警察ドラマ(「相棒」とか「クロコーチ」とか)を見ます。犯罪捜査は事件の全体像を遺留品などからイメージし、それに基づいて捜査を行うようです。
研究でもこれまでの先行研究などから仮説を組みたて、それを実験や資料収集(アンケートなど)で立証するのです。ですから遺留品の評価は大きなポイントとなります。
22口径の拳銃で消音効果のあるものといえば相当特殊な拳銃になります。普通の暴力団などはそんな特殊な拳銃を持っていません。ですから犯人は外国人あるいは外国から特殊な拳銃を手に入れたということになります。そうなると警察は海外に目を向けなけらばなりません。
ところが25口径で消音器も使っていないとなると普通の殺人事件ということになります。ところで25口径拳銃というのはどんなものでしょう。アメリカの刑事ドラマなどで、犯人が脛(すね)などに拳銃を隠し持っていることがあります。あれが25口径拳銃です。また女性がハンドバッグなどに隠し持っているのもそうです。
威力はそれほどでもないのですが、軽くて持ち運びに便利なのです。ポケットに入れても目立たないのでコルトポケットという25口径拳銃があった記憶があります。護衛などが持つのにも便利です。(暴力団なども含めて)
以前警察が押収した拳銃の映像で25口径の拳銃が写されていました。1発で致命傷を与えるには38口径や45口径の拳銃がよいのですが、今回はたまたま犯人が持っていたのが25口径だったのか、早朝なので大きな音がでないようこれを選んだのかかでしょう。(両方の可能性があります。)
おじさんの考えでは多分これが手元にあったからだと思います。拳銃の種類の特定は体内に残された弾丸などから分かっているはずです。
警察がどの程度分かったことを発表するか不明です。犯人を逮捕した時、犯人が指示した場所から犯行に使われたのと同じ形式の拳銃が出てきた時決定的な証拠なるので、発表しない可能性があります。
凶器と同時に犯行の動機を調べていると思います。怨恨の場合も考えられますが、トラブルに対する見せしめの可能性もあります。たとえばみかじめ料などです。
警察が手に入れた資料や証言から今急いで事件の全体像をイメージしていると思います。方向が明らかになってもすんなり犯人が明らかになるかどうか難しいでしょう。
怨恨や金銭トラブルなど個人が相手なら特定しやすいですが、みかじめ料など組織犯罪だと難しいと思います。早急な解決が求められるところです。北九州でも漁協の組合長が射殺されていました。犯罪防止には犯人検挙が一番です。
明日は授業です。