新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

問題を抱える日本社会

今日は午前中は晴れていたのですが、午後からは雨になりました。明日は雨のようです。義弟が午前中来ました。同居する義母の用事で来たのです。おじさんは直接関係ないので、ツマクマのお手伝いです。

 ツマクマが庭に花を植えたいということで農園(小売もします。)に買いに行きました。午後はそれを庭に植える手伝いです。それも終わってこれを書いています。

 円相場はやや円高に振れたようです。そのせいで株式相場もちょい安で引けたようです。一時は三ケタ近く下落したのち上昇しましたが、結局安値引けです。このような相場の場合、やはり買い意欲が低いと考えられます。年末の熱気も完全になくなりました。

 新年相場に期待した投資家の方はがっかりでしょう。年末に新年の相場に期待して信用で買いを入れた人の中にはがっかりしている人も多いと思います。そう言えば去年の上げ相場で900円台まで行った証券の雄野村ホールデイングスも800円割れのままです。

 さて今日はこのところの出来事から考えてもみます。どうも日本の社会は多くの問題を抱えているとしか思えません。もちろんこれはおじさんの独断と偏見かもしれませんが。

 まず話題の東京都知事選挙です。候補者が全て難ありです。突出した候補者がいないのです。細川ー小泉連合に期待したのですが、いまだ記者会見にまで至っていません。戦術的な意味もあるのかもしれません。今のマスコミはこの連合が何を言うのかかたずをのんで見守っています。

 多分細川さんが何を言っても叩かれるでしょう。なぜならマスコミに今注目されているのは舛添さんではありません。舛添さんについては突っ込みどころ満載なのです。それに比べてマスコミの注目を引くことについてはNO1の小泉さんを追った方がおもしろいからです。

 細川ー小泉連合と言ってもマスコミが注目しているのは小泉さんなのです。もし小泉さんが都知事候補者なら間違いなく圧勝でしょう。下半身に問題がありすぎる舛添さんでは問題になりません。

 細川さんが都知事になってもかっての献金疑惑にオリンピックへの対応などこれからずっとマスコミや議会で取り上げられるでしょう。逆に舛添さんが都知事になっても下半身の問題をいつまでもマスコミに突っ込まれるでしょう。

 また舛添さんは猪瀬さんや石原さんと違って自民党公明党に頭を下げて候補者にしてもらったのですから、両党の言いなりでしょう。オリンピックに関する事業も全て両党が仕切るはずです。

 結局自公の傀儡知事として終わるだけです。イタリアやフランスでは首相や大統領が女性問題をいつも起こしています。かって女性問題で短期政権に終わった自民党の首相もいます。

 その後しばらくは女性問題に難のある政治家は出なかったのですが、今回舛添さんが都知事になったら、海外のマスコミはどんどん話題にしてくるでしょう。もし猪瀬さんや舛添さんが都知事だったら、日本にオリンピックが誘致されたか疑問です。

 アベノミックスのプラシーボ効果はすでになくなりました。物価が上昇するのは間違いないと思いますが、それは需要が供給を上回ったからではありません。円安と消費税で価格が上昇しているのです。アベノミックスで雄一目に見える効果の円安株高もその神通力を失いました。

 また安倍さんの靖国参拝は明らかに外交上の失敗です。中国で大規模な反日デモが起こらないのは、中国政府が敵失をうまく利用しているからです。日本でヘイトスピーチデモがしきりに起こり、ネットでも排外的な書き込みが盛んです。

 これに対して政府の対応は鈍いです。これは海外特に欧米では日本に対する評価を下げます。ということは相対的に中国の立場を上げることになるのです。中国はひどいと言っているが日本はどうなのかと言うことになるのです。

 自衛艦と釣り船の衝突事故も軍事的には大きな損失です。なぜなら輸送艦をこれから使おうとしている時、事故を起こしたとなれば、修理改修の予定が大幅に遅れるからです。海上保安庁事故調査委員会の調査がまだまだ続くでしょう。

 その間この輸送艦は使えないのです。有事だったら大変なことだったでしょう。動いている自動車の場合、どちらか一方が悪いということはまれです。大きな物と小さな物の場合、どうしても大きな物の責任が問われます。自動車と自転車の事故を考えていただければ分かると思います。

 保守派の人は釣り船がけしからんと言っていますが、おじさんの素朴な考えで言えば、なぜ自衛艦は直前になって汽笛を鳴らしたのでしょう。なぜもっと前に鳴らして警告しなかったのでしょう。まさか衝突するはずはない、相手が回避するだろうと考えたのではないかと思います。

 多分釣り船の船長も自衛艦の艦長も同じことを考えたのでしょう。釣り船の船長に大きな船が見えないはずはありません。ただ釣り客の話では自衛艦が後ろから迫ってきたので、前だけ見ていた船長が気付かなかったともいいます。

 このあたりは海上保安庁海難審判所で判断がなされるでしょう。理性的な考えではありませんが、物事には流れがあるようです。安倍さんにとって去年は自分の思う通りの流れになりました。麻雀でもツイている時はどんどん良い手ができます。

 しかし、一旦流れが変わると何をしてもうまくいかなくなります。もし自衛艦側に非があるとなったら、安部さんの防衛力増強の流れが一気に止まるでしょう。まずは日曜日の沖縄の市長選挙から始まります。

 これから日本社会はどうなるのか問題だらけの1年になりそうです。明日はのんびり過ごします。