新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

判断が微妙です。-今日の株価の反発と円相場

今日も肌寒い一日でした。昨日やっと試験問題と解答ができました。今日はコピーをして若干の手直しをしました。これで、やっと試験問題作成は終わりです。予備をとって明日教務に提出します。

 今の学校では試験問題の作成は教務の方でやってくれます。さて、今日は180円くらいの反発でした。今日も相変わらず荒れ模様です。一時日経平均を14000円を割り込みましたが、それが底となって買いが進みました。

 過去の相場を見てもひたすら下げる相場はまれです。段々と切り下がっていくのです。今日の上げ幅は取りあえず下げにストップをかけた程度です。

 株の世界では自律反発といったところです。力強い買いとはとても言えないレベルです。もし本当にここが底だと投資家に認識された場合、上げ幅が最低でも200円普通は300円以上の上げになります。

 下げがきつかったので、500円程度の値上がりでもいいくらいです。それが200円以下となるとまだどうなるか分かりません。ポイントは円ドル相場です。今のところ101円台と言ったところですが、これが100円割れとなると株価は一気に13000円台半ばへと進みます。

 すでに多くの経済評論家の意見にあるように、全てはアメリカ次第です。安倍政権では企業業績がよいのだから心配ないと主張しています。そんなことを信じる投資家は少ないでしょう。

 株価が半年先を見るというのは株式市況の常識です。今企業業績がよいからと言って買うものではないのです。それはすでに11月からの上昇相場で済んでいます。

 春から夏にかけてアメリカ経済が停滞する見込みなので株価が下落していると思います。アメリカ経済の停滞は雪のせいだけではないでしょう。雪のような短期的な問題で株価は大きく動かないのです。たとえば事故などが起こると株価が下がりますが、それは一時的なものです。

 ここまで円高が進むのはやはりファンダメンタルの部分で動きがあったからでしょう。と言ってもアメリカの出口政策が変更になる可能性は少ないと思います。もし出口政策の延期などを決めたのならアメリカの株式市況は大きく反発するでしょう。

 原因はやはり思ったほどアメリカ経済の回復が思わしくないのだと思います。それにこれからアメリカ経済が回復しても一方向の円安を認めないというアメリカ政府の思惑があると思います。

 今の安倍政権ではアメリカに景気回復のための円安を認めてもらうのは難しいと思います。さんざんこちら(アメリカ)を失望させておいて、都合のよい時だけ頼むのは虫がいいぞというのがアメリカの考えでしょう。

 アメリカ政府は日本が中国や韓国と対立することを願ってはいません。どちらかと言うと中国や韓国は先の大戦の味方さらに言えば敵ではなかったのです。アメリカが主導した東京裁判を無視するのをアメリカが認めるはずもありません。

 外交は外交だけで独立して存在するわけではありません。外交と経済は別だと言ってもそれは通らないでしょう。まあ安倍さんの外交姿勢があのままではアメリカとの外交だけでなく経済も難しくなると思います。

 4月以降難題が山積みです。TPPも暗礁に乗り上げたままです。多分短期間の妥結は無理でしょう。アメリカ経済が停滞すればアジア全体の経済も停滞する可能性があります。

 もしあす以降大幅な値上がりがなければ、以前おじさんが書いた日経平均15500円対ドル105円を維持するのは難しいです。標準相場が14500円、対ドル相場が103円台まで下がる可能性もあります。

 そうなれば、今の輸出企業の業績も前年同期比で横ばいとなり、ベースアップなど夢のまた夢となるでしょう。そうでなくても最近の円高傾向を見て輸出企業もベースアップに対して及び腰になっていると思います。

 円安株高で高支持率を維持していた安倍政権も正念場を迎えることになるでしょう。もしお盆にでも靖国参拝をすれば、完全にアメリカに見放されるでしょう。

 そこまで考えてこれからの投資判断をしなければならないと思います。明日の株価と対ドル相場が注目されます。明日も午後から授業です。