岐路に立つ安倍外交
今日は一日曇り空でした。関東地方は大雪との報道がありましたが、おじさんの地方は雪も溶けて時々晴れ間もありました。今日は一日採点です。今日学校から連絡が来て、例年通り面倒な書類作りを言ってきました。
高校で教えていた頃は年度末成績だけ出せばよかったのですが、この学校では小テストの内容、毎回の点数、総合成績、一回分の小テスト解答用紙、それに課題についても同様、毎回の課題の内容、点数、総合成績、一回分の課題提出です。
これに毎回の試験の総合成績と最終総合成績です。去年ひどい目にあったので、今年は準備していたので、何とかなりそうです。ところで昨日のNYの株式市場が大幅高だったので、月曜日の日本の相場は期待できそうです。と言っても対ドル相場次第ですが。102円台後半に戻せば200円高くらいは期待できそうです。
アベノミックスも専門家の間では効果が疑問視されていますが、外交についても今岐路に立たされていると思います。最大の理由は年末の靖国参拝です。それまでどちらかと言うと中立的な立場にあった国際世論が一気に日本から離れました。
またそれに追い打ちをかけたのが、NHKの会長や委員の発言です。靖国参拝は歴史問題とからむので、一方的な判断はできなかったのですが、マスコミへの政府の介入はヨーロッパやアメリカのマスコミにとっては、神経質にならないといけない問題なのです。
どうもこれが決定打となって、安部政権は右翼政権であり危険だという認識が一気に世界中に広がったと思います。これをどう収拾するのか難しい問題です。
安倍政権は強気であることが国民の支持を集めてきたのです。逆に言えば近隣諸国との妥協を難しくしました。一旦妥協すれば、一気に従来の政権と同じで弱腰だと保守派の人から非難されます。
しかし、今でも最大の力を持つアメリカにとって日本の強気の外交は百害あって一利なしなのです。対中関係でも軍事衝突などなればその影響は計りしれません。
また対韓国問題については、アメリカは韓国の立場を支持するはずです。日本と韓国が対立して韓国が中国側に付くことはどんなことをしても阻止しなければなりません。慰安婦問題や歴史認識問題など尖閣列島問題以上にアメリカにとって余計なことなのです。
それを袖にして韓国にも日程を割いたところにオバマ政権の対日観が表れています。さらにはTPP交渉問題で日本の担当大臣をアメリカへ呼びつけています。多分最後通知を突き付けるのでしょう。もし農業問題や自動車問題で妥協しなければ、日本はずしを画策するはずです。
日本にとってTPP問題でも妥協することはできません。ここでも安倍政権の強気が出ているからです。今日本に顔を向けているのはロシアだけです。それで他国の首脳が欠席したオリンピックに安倍さんは出席しました。
一方経済情勢は次第に悪くなりつつあります。これで中国のデフォルト問題が表面化などしたら、安全通貨として円買いが入り輸出産業に打撃を与えるでしょう。
別のサイトの記事によれば、3月に日本の株式相場は大波乱があるとの意見があると書かれていました。円安株高の流れが3月に入って崩れる可能性もあります。もし安倍さんがもう一度靖国参拝をした時、全ては終わると思います。
明日は教会で、午後からツマクマの知人が来るので、ブログはお休みするかもしれません。