新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

大きく反発しましたね。ー年内は先行き不透明です。

今日は風が強くて肌寒かったです。今日も一日採点と成績処理で終わりました。全て終わったわけではないので、明日も採点と成績処理で忙しいです。

 大雪のヤマは越したようですが、関東甲信越地方は大変なようです。消費にも影響がでると思います。とくにこのところデパートなどは高額商品が売れていましたが、人出もストップしていると思います。

 アメリカでも大雪の影響で消費が低迷したようです。日本の場合4月の消費税値上げを前に駆け込み需要が期待されるところに、この大雪で消費がストップしたまま駆け込み需要も盛り上がらず消費低迷となるかもしれません。

 株式市況は大幅な値上がりでした。このところ下がっていたので、買い意欲が爆発したのかもしれません。短期的には値下がりを埋める形での反発でしょう。

 問題は今さまざま発表されている指標をどう見るかです。経常収支の黒字が大幅に減少しています。政府は原発停止にかかるエネルギー資源の輸入のせいだと主張しています。もちろんその影響も大きいです。しかし、いろいろな専門家も主張するように、輸出が低迷していることも影響していると思います。

 すでに専門家の間では、日本は貿易立国ではないのではないかと言われています。今は自動車輸出が好調なので輸出も盛んですが、電器産業などは完全に壊れてしまっています。

 円安効果も思ったほどではなさそうです。来年の今頃前年同期比でそれほど企業業績は伸びないでしょう。GDPも予想より低かったようです。2%を目指したのに1%どまりに終わりそうです。これに2月は大雪の影響での消費低迷が次の期のGDPに影響するでしょう。

 公共事業もそろそろ終わりつつあります。3月だけでは消費にも限界があります。次の1月から3月までの期間のGDPは相当低くなると思います。4月以降の消費の減少はすでに見込まれた通りです。

 さらにTPPの動向も2月中にははっきりすると思います。どうも報道によれば農産物の関税で一部譲歩するようです。これでアメリカが納得するかです。どう考えても今困っているのは日本です。アメリカはシェルガス革命でエネルギー問題で強気です。景気も回復傾向にあります。

 国際情勢を見ても日本はアメリカの後押しを必要としています。そう言えば民主党だから靖国問題アメリカが批判するのだという意見がありましたが、今来日中の共和党の議員もこの問題を取り上げたようです。

 アメリカ全体の共通認識として安倍政権の右傾化には警戒しているようです。去年はアメリカも様子見でしたが、これからは日本に強く出る可能性があります。

 そうなれば、反中・反韓に加えて反米の風潮が出てくるかもしれません。もしそんなことになれば、世界で孤立することになりそうです。ヨーロッパが日本だけを支持するとは思えないからです。

 そんなこんなで、相場は年内どう展開するか先行き不透明です。取りあえずおじさんとしては、手持ちの電機株が少し利益を出しています。なんとか1000株で10万円の利益を狙っています。

 欲をかくと今あるわずかな利益も吹き飛ぶかもしれません。とにかく去年の今頃のようなロケット上昇は考えられません。売り場・買い場どちらも難しい状況です。

 明日も忙しいです。