乱高下する日本株ー貿易赤字拡大が気になります。

今日も晴天で温かかったです。今日は半年ぶりの検査です。おじさんは持病というものが基本的にありませんが、前立腺肥大だけがあります。血液検査の結果が2年前高くなったので、細胞を取る検査もしましたが、無罪放免となりました。

　それで今は半年ごとの検査と薬の服用で来ています。結果はまた聞きにいかなければなりません。ところで安倍政権の振る舞いがさすがに国内外で問題になっています。

　とくに一番大事にしなければならないアメリカとの関係がぎくしゃくしています。このことについては又後日書きます。さて株価は300円を超える大幅安になりました。数日前500円近く値上がりでしたが、昨日と今日でほとんど戻してしまいました。

　どうも以前から書いているように海外の投資家が売りにでているようです。ニーサーで新規投資を始めた人や去年の値上がりを覚えている人が買いをやめたら一気に株価は1万3000円台に突入するでしょう。

　そうなったら、今度は海外の投資家が買いを入れるかもしれません。ただ、最近発表される経済指標を見ると、今年の経済は厳しそうです。今日発表された貿易収支の赤字幅が2兆円に達したようです。その原因はすでにこれまで言われているように、輸出不振です。

　円安になれば、原料価格は上がるがそれ以上に輸出が増加すると言われてきました。すでに日本商品神話は崩壊したようです。円安になったのに輸出価格を下げないことが原因だとも言われます。輸出価格を下げれば、せっかく出た為替差益がなくなってしまいます。

　努力しなくても為替差益が手に入るなら、無理をして輸出価格を下げないでしょう。輸出量ではなく、為替差益で企業業績をだしているのでしょう。これは消極的は方法です。安全でしょうが、いつまでもやれるものではありません。

　次第に円安から円高に動いているのも気になります。それにGDPも予想より低めにでました。日銀が追加政策を行うというので、500円近く上げたのですが、ファンダメンタルの悪さから昨日・今日と下げました。

　日本での大雪被害も消費へ影響を与えるでしょう。生鮮食品なども値上がりしているようです。外出できなかったので、デパートなどの売り上げもダウンしたようです。政府は原発さえ再稼働させれば一気に問題が解決すると考えているようです。

　原発再稼働も一筋縄ではいかないでしょう。再稼働させた後問題が発生すれば、今度は完全に原発は停止させられます。アメリカの景気回復にも黄信号がつき始めました。中国経済も同様です。日本だけがまだアベノミックスの余韻にひたっていますが、世界経済は徐々にダウンしてきているようです。

　アメリカ・中国とGDPの1位2位を占める大国の経済がダウンしてきたら、日本経済も影響を受けるでしょう。夏ごろには消費税増税の落ち込みを回復させると政府は言っています。しかし、世界経済のダウンに消費税値上げ後の消費減退が加われば、逆に日本経済は再びデフレ傾向になる可能性があります。

　当面3月相場は期待できません。夏までそもそも安倍政権が持つか疑問です。なぜならアメリカの怒りを買った政権は長続きしないからです。段々安倍さんのお友達が馬脚を現しつつあります。

　自民党の長老も危機感を抱いているようです。TPP交渉で失敗すれば、一気に政局へと動くかもしれません。明日の株価も目が離せません。じりじり3月に向けて水準を切り下げていく可能性もあります。

　明日も家の仕事のお手伝いで忙しいです。