複雑になる世界情勢ータイ・ウクライナ・エジプト
今日まで晴天のようです。明日から雨との予報が出ていました。今日は確定申告に行ってきました。事情があって医療費が膨らんだので行ってきました。久しぶりの確定申告です。医療費以外は生命保険・地震保険・寄付控除でこれらは全部合わせてもたいした額ではありません。
株式相場は1万5千円台を回復しています。大きな材料がないということが、好材料なのでしょう。アメリカの市況も上がっていたので、それもあるでしょう。円安がそれほど進んだわけではないのですが、異次元の金融緩和であふれ出した資金が流入しているのでしょう。
逆にそれを考えると出口戦略が本格化した時の株式の値下がりが恐ろしいです。さて、今日は国際情勢について書きます。今国民の目は国内に向いています。政府もせいぜい東アジアだけを考えているようです。アフリカ外交とか東南アジア外交とか言いますが、安部政権が終わったら、それまでの外交だと思います。
世界は複雑な様相を呈してきました。あれかこれかで分けられない混とんとした時代に入ったようです。不思議なことに歴史を見ると同時に別の場所で同じことが起こるのです。ある時代にはある条件がそろっているからかもしれません。
今起こっているのは分断です。タイの場合でも首都を中心とする勢力(既成勢力)と農村を中心とする勢力です。今までは都市勢力が政治的権力を握ってきましたが、経済の発展でしだいに農村の人も都市にでてくるようになり、都市と農村の格差に気づいて対立が起きるのでしょう。
エジプトの場合もそうです。エジプトの場合、これに宗教も加わってさらに問題を複雑にしています。今のままで行けばまたひと騒動起きそうです。そうなれば、また観光客が来なくなり経済が疲弊します。失業率も上がり大変です。
強権であっても安定した政権ができればよいのですが、そうなるとヨーロッパやアメリカから制裁を受けるでしょう。どちらにしても当面安定は無理なようです。この地域にはシリアもあります。ここも、どのように決着をつけるのか難しいです。
アメリカが介入に踏み切れないし、EUもアラブの春で介入し、その結果思いがけない政治状況になったのに懲りて介入はひかえています。イラン情勢もどうなるか分かりません。イスラエルはアメリカが中東から手を引くのではと心配しています。
ウクライナ情勢も混とんとしています。ここも二つの勢力の対立です。ロシアとの友好を目指す勢力とEUとの友好を目指す勢力との対決です。今回はEUとの友好を目指す勢力が勝利したようですが、その内部はばらばらです。
前の首相が復帰を目指していますが、簡単にまとまるとも思えません。特にロシアがどうでるか不明です。ソチオリンピックの間は我慢していましたが、それも終わり軍事的介入もあり得ます。黙って自分の勢力圏からウクライナが出ていくことを認めないでしょう。
国家分裂となるとこの地域は不安定なものになります。アフガニスタン情勢やイラク情勢についての報道がほとんどありませんが、どうなっているのでしょう。アメリカ軍が撤退した後安定的な政権が維持できるのでしょうか。アフガニスタンではタリバン穏健派と交渉を進めているとの話も聞きます。
これで中国の経済低迷となれば、今年は国際情勢波乱の年になるかもしれません。そう言えばTPPも結局妥協点を見つけられないまま閣僚協議を終了しそうです。
明日はツマクマの所用のと付き合いです。