新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

今年の景気判断が難しいです。

今日は一日晴天でした。北の方は大雪のようですが、西日本のおじさんの地元は晴天です。午前中は寒かったのですが、午後からは温かくなりました。

 今日は午前中は以前勤務していた中国の大学の学生さんの卒業論文の添削です。この卒業論文は翻訳に関する論文でおじさんの専門ではないので、日本語の訂正だけです。

 内容は「紅楼夢」と呼ばれる中国の小説の翻訳に関する内容です。「紅楼夢」も本の名前程度しか知らないので勉強になりました。文系の論文は基本的に専門外の人でも理解できるものでなければならないのです。

 明日も継続して添削をします。午後は庭の畑の整備です。ところで株式市場が150円程度の下落でした。円安が進んだのに(対ドル103円程度)逆に株式相場は下落しました。

 さてこのところ景気に影響を与える統計の発表や出来事が連発しています。これをどう評価するかが大きな問題です。

 まず経常収支です。経常収支が1兆円以上の赤字になりました。統計を取り始めて最大の赤字だったようです。経常収支の赤字については、原発停止の影響が大きいと言います。原油天然ガスの値段が円安で上がっているからのようです。

 しかし、原発再稼働は簡単にできそうにありません。数台レベルなら年内も可能でしょうが、全ての原発を稼働させるとなると結構難しそうです。

 また経常収支がどうであれ景気と余り関係ないと言う意見もあります。アベノミックスは結局プラシーボ効果しかなかったというのが定説になりつつあります。去年の今頃はアベノミックスをはやしていた頃です。今では書籍でも雑誌でもブログでも取り上げることがなくなりました。

 GDPも予想値よりダウンしたようです。とても年末にインフレになりそうもありません。消費税も4月から値上がりしますが、その影響はいつまで続くのでしょう。夏頃には慣れて消費が復活するという意見もあります。

 もし消費が復活すれば次は10%になります。問題は海外の情勢です。ウクライナ情勢の悪化は進むのでしょうか。もし対ロシア経済制裁が進めば経済にも影響を与えるでしょう。

 それ以上に中国の経済成長がダウンする可能性があります。またデフォルトによって中国の金融状況が悪化する可能性もあります。そう言えば銅の先物市場が下落しているようです。銅は圧倒的に中国が買い付けているので、中国経済がダウンすると相場が下落するのだそうです。

 景気に向けてのサインは黄信号がともっています。赤信号にならないという保証はありません。安倍さんが何を言ってもグローバル化した現代の社会では国際情勢がもろに日本の景気に影響を与えます。

 日本社会は内向きで国内にだけ目が向いていますが、今は世界大動乱の時代なのかもしれません。北朝鮮ではNO2の将軍が姿を表したようです。それと金書記の妹さんも登場したようです。北朝鮮も新しい時代になりつつあります。

 それがどのような時代なのかも不明です。今年中に現在の北朝鮮体制と政治姿勢が明らかになるでしょう。こちらも目が離せません。午年なので、世界も馬のように疾走するのかもしれません。

 明日も論文の添削です。